・必死になれるものが何もない
・自分が何をすべきかが分からない・・・
こんな風に感じている人に対して「貯金」が非常に大切ですよ!ということと、その本当の意味について書いていきたいと思います。
僕は、それこそ「来月の生活費のために仕事に就かなければ・・・」という人から、いわゆる億万長者クラスの人まで幅広い人と交流してきましたので、きっと今後の参考になるんじゃないでしょうか。
将来的に本当に好きなこと、心から楽しいと思えることに出会うためにも、ぜひ貯金の隠れた効果について知っておいてもらえたら嬉しいです。
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目次
将来の選択肢が広がる
貯金をすべき理由として、何よりも最初に言っておきたいのが、基本的にこの資本主義社会では「お金が無いと選択肢が限られる」ということです。
これについては「やりたい事が無いときの仕事選び3つの条件」にも書いたとおりですが、具体的な事例を紹介しつつ、もう少し掘り下げて考えてみましょう。
お金=時間と行動の自由
公平・不公平という話をする時に「時間だけは1日24時間みんな平等。」なんて言う人がいますが、これは大きな間違いです。
例えば「生活するだけで精一杯」な人には、自由に使える時間がほとんどありませんよね。
生まれた国や環境によっては学校に通うことすら許されず、自分で這い上がるための知識や技術を学ぶ時間も無かったりします。
自分の意思で使えない時間がいくらあっても意味がありませんから、それを「同じ長さだから平等」なんていうのは単なる屁理屈です。
僕は法律事務所と提携して職場環境に関する相談を受ける仕事をしていたこともありますが、
「会社を辞めたいけれど、貯金がないから今の職場でガマンするしか無いんです。」
という人が非常に多かったのを覚えています。
その一方で、十分なお金を持っている人たちには、金銭的な自由だけでなく、時間的な自由もあります。
だから色々な経験を積むことができるし、やりたい事を思いついた時に行動にも移しやすいわけです。
「忙しすぎてお金を使う暇がないよ~。」なんていうワーカホリック(仕事中毒)なお金持ちもいますが、彼らは別に追い詰められてそうしているわけではありません。
今より出世したいとか、もっとお金を稼いでやりたい事があるとか、仕事そのものが好きだとか、そういう自分の意思で仕事に時間を費やすことを選んでいるだけです。
そんな風に「自分で生き方を選ぶ自由」を手に入れるためには、まず経済的な縛りから抜け出さなくてはいけません。
貯金をすることも、そのための第一歩という事になります。
スガシカオさんの話
やりたい事とお金の関係について、僕にはとても印象に残っているエピソードがあります。
それが、ミュージシャンのスガシカオさんの話です。
彼がデビューしたのは30歳。
ミュージシャンの中では「遅咲き」と言われてます。
デビューの1年位前までスガさんは制作会社でサラリーマンをしていて、100万円くらいの貯金がありました。
で、突如会社をやめて音楽に必要な機材を買い込んで、家にこもって音楽を作り出したんです。
手持ちのお金がなくなるまでに、音楽だけで生計を立てる。
そう決めて第一歩を踏み出し、見事に自分の夢を叶えた彼はこんなことを言っていました。
お金を動機に好きなことに出会える
「貯金をしましょう」というと、一生懸命使うお金を減らして節約することをイメージする人が多いと思います。
もちろんある程度の節約は事なんですが、節約で貯められるお金には限界があるし、あまりケチケチし過ぎると行動の幅が狭くなってしまう可能性もあるでしょう。
だから、僕がやりたいこと探しをしている人に強く勧めたいのは、少しでも収入を増やす努力をして、それによって貯金を増やすことです。
そうすれば、さらに将来の選択肢が広がるからです。
仕事→好きなことの可能性
ライフワークについて考える時に、
- 好きなこと見つける
- それを仕事にする
という図式をイメージする人が多いですが、僕の経験則では逆のパターンのほうがむしろ多数派です。
つまり、
- 仕事として何かを経験する
- その経験から好きなことに気づいていく
という流れですね。
いくら頭の中で「自分は何がやりたいんだろう?」と考えても、それが仕事に結びつくということはそうそう無いと思います。
実際に経験してみなければ、自分自身がどう感じるかは分からないですし。
しかし逆に、ビジネスとしてお金を生み出す中に何らかの楽しみを見つけられたら、それがライフワークになったり、その経験を他にやりたいことができた時に応用するができます。
やりたいこと→収益化の基礎がわかる
何かやりたいことがあったとしても、それを収益化しなければ生活のための「仕事」にすることはできません。
そしてこの「収益化」のやり方については、色々なビジネスで共通している部分が多いので、何か一つでも経験していると別の分野でも応用できます。
特に最近はあらゆるビジネスでインターネットの活用が必須になってきていますが、インターネットを使ったマネタイズ(活動の収益化)には共通のパターン(SEOやSNSの活動など)があるので、ぜひ学んでおくことをオススメします。
お金でお金を生み出せる
よく日本やアメリカのような経済先進国では貧富の「格差」が問題になっていますが、お金持ちがさらにお金持ちに、そして貧乏人がより貧乏になっていくのは、何もお金持ちがズルをしているからではありません。
まあ、そういう場合もあるとは思いますが(苦笑)、格差が生まれる一番の原因は、「お金がお金を生み出す」という経済のしくみにあります。
そのしくみを知っておくと、ごく普通の人でも少しずつお金持ちの状態に近づくことは十分に可能です。
お金持ちがよりお金持ちになる理由
ある程度以上の財産を持っている人は、そのお金を運用(投資)することで、働かなくてもそこから収入を得ることができます。
投資というとギャンブルのようなアップダウンを連想する人もいるかもしれませんが、必ずしもそんなリスキーな話じゃありません。
投資の世界には欲張りさえしなければ、長期的には非常に高い確率でプラスになる投資法は色々あります。
例えば世界の不動産に投資するREIT(リート)の利回りは1年に換算すると4%程度(対象の地域によって異なる)だったりしますが、これは元手が1億円あれば年に400万円の配当を受け取れる計算です。
定期預金の利子とは雲泥の差ですよね。
お金持ちは、こんな風に増殖したお金をさらに投資して増やすこともできる(いわゆる「複利効果」)方法を使うので、結果としてさらにお金持ちになっていくわけです。
一方で資産を持たない人は、働いたお金が生活のために消えていくので、いつまでたってもその地位のまま・・・という地位の固定化が起こります。
小さな貯金が福利の第一歩
と、さすがに「一億円を投資して」というのは庶民にとっては夢のまた夢ですが、もっと規模が小さかったとしても、お金を増やすことの大切さは同じです。
仮に100万円の4%としても年に4万円、月に数千円の収入が永続的に入ってくるわけですから、電気代や水道代をケチって節約するよりもずっとお金は貯まりやすくなります。
それどころか、さらに小さな数千円・数万円という金額でも、それを自分に投資することで「稼ぐ力」をアップさせることはできますから、それによってお金を増やしていくことは十分に可能です。
この「自分に投資する」という考え方を、ぜひ覚えておいてください。
このページのテーマは「貯金」ですが、いくら頑張って貯金を続けても、最終的にはそれをうまく使っていく必要があります。
普段の生活の中ではあまり意識することがないかもしれませんが、世の中の物価というのは少しずつ上っていくのが普通です。
物の値段が上がっていくというのは、逆に言えば「同じお金で買えるものが減っていく」ということを意味しています。
特に、今のような超低金利時代には、100万円の貯金が100万1000円になるころには、100万円で買えた車が101万円になっている、という事がよく起こります。
なので、貯金をするのはあくまでも「目的が決まった時に行動するため」だと考えておくべきでしょう。
今回のまとめ
最後に、今回のまとめです。
ポイント
- やりたいことが見つからないなら、まず貯金に集中する
- 収入を増やす努力をすると、ライフワークが見つかりやすくなる
- お金には増やし始めると加速的に(福利で)増える性質がある
「収入を増やす」と言っても、最初は何から手を付けていいか分からないかも知れませんが、僕もネットビジネスで生活している人間の一人なので、行動開始のための7日間プログラムを受講してくれた方には具体的な方法についても提供しています。
お金はまったくかからないので、必要なのは「やる気」だけ。
少しでも興味があれば、ぜひ受講してみて下さい^^。