このページでは、君自身が本当に望むこと、何を幸せに感じるかということを知るために行う自分分析のための質問を提供しています。
答えを選択するだけで答えが出る自己診断プログラムと違って、頭を使ってじっくり取り組む必要があるので、時間と労力はかかりますが、それに見合うだけの効果があると思うので、ぜひ取り組んでみて下さい。
なお、自分分析ワークをはじめて行うという場合は、以下のページに詳しい解説がありますので、あらかじめ目を通しておくことをおすすめします。
「自分分析ワーク【ステップ0】自分を分析する方法について」
この記事についてご質問・ご意見がある場合は、記事の下部にあるコメント欄からご連絡ください。原則として24時間以内に回答を掲載させていただきます。
自分分析ワークの手順と注意点まとめ
一応、自分分析のワークを行う上での注意点を以下に抜粋しておきます。
※各項目の詳しい説明についてはこちらをご覧ください
- まずは、直感的に思いついたことをとにかく書き出す
- 煮詰まって答えが出なくなったら、一度設問から離れる
- 最終的には1つの設問に対して、答えを3つくらいに絞る
- 同じ設問に対して、時間をあけて繰り返し回答する
- 限られた設問だけで結論を出さない
自分分析ワーク:ステップ2
今回の内容は、思春期に思っていたこと、感じたことに関する設問になっています。
思春期の年齢については、人によって多少はズレがあると思いますが、一般的には小学校の高学年くらいから中学校くらいまでの間でしょうか。
これくらいの年代は、遊ぶことが中心だった「子ども」としての生き方から、少しずつ進路や将来について「自己責任」で考えることを求められるようになってくる時期だと思います。
また、大人としてのセルフイメージ(自分とはどういう存在なのかというイメージ)が固まってくる時期でもあるでしょう。
そういう中にいた君自身のことを思い返しながら、以下の設問に取り組んでみて下さい。
- 思春期の頃、どんな物が欲しいと思っていましたか?
- 思春期の頃、将来はどんな職業につきたいと思っていましたか?
- 思春期の頃に戻れるとしたら、やり直したい思うことはありますか?
- 思春期の頃は、どんな人物になりたいと思っていましたか?
- 思春期の頃の君に何かアドバイスするとしたら、どんな事を言いますか?
印刷して手書きで記入するための用紙(PDFファイル)はこちらからダウンロードできます。
今回の自分分析ワークの趣旨
今回の自分分析ワークとして、思春期の事をテーマにした理由について説明しておきたいと思います。
小学校高学年くらいから、中学生くらいの間にやってくる思春期というのは、生きていく上でのルールが色々と変化する時期です。
生き方について責任を求められる「大人社会への入り口」みたいな感じ・・・というとちょっと早いかも知れませんが、「大人社会につながる道の入口」くらいには差し掛かっていると言えるんじゃないでしょうか。
学校の成績が将来に与える影響も大きくなってきますし、恋愛や人間関係の悩みも大きくなってくるでしょう。
それによって、自分と周りの人たちの差を強く意識したり、自分の能力に限界を感じたりすることも多いと思います。
僕はいろいろな人の人生相談に乗ってきましたが、思春期の経験が、その人のセルフイメージに与えている影響はとても大きいと感じています。
僕の場合も例外ではなく、「勉強も運動も苦手」という劣等生マインドが染み付いてしまったのが、まさにこの頃です(苦笑)。
でも、今になって考えてみると、思春期の頃というのはまだまだ、努力によって色々がことがひっくり返せるでもあると思うんですよ。
完全に大人になってからでさえ、大抵のことは努力次第で何とかなるわけですから、
「もしもあの時にもっと頑張っておけば・・・」
と感じている人は、きっと僕だけではないでしょう。
そして、そういう後悔は、今の自分と理想の自分のギャップにも強く関わっていることが多いです。
つまり、その「やり直したい部分」に、より満たされた人生を手に入れるためのヒントが見つけられるかも知れないということです。
僕の場合は、大人になってから筋トレにハマったり、英語を勉強し始めたりしたわけですが、その行動には子どもの頃を振り返った時にある「やり残した感」が確実に関わっていたと思います。
また、興味や趣味というのは成長とともに変化していくものではありますが、大人になってから子どもの頃にほしかった物を「大人買い」する人が多いように、子どもの頃の興味の対象が、大人になってからの「やりたいこと」につながっていることはよくあります。
そういう「興味の継承」も、ライフワーク発見のヒントになったりすることがあるので、君が「やりたいことが分からない」と思っているのなら、繰り返しこのワークをやってみて下さい。
また、このワークには「今何をすべきか」ということを見極めるためにも役立ちます。
過去を振り返ってみて「もっとこうしておけばよかった」と思うのなら、君はたぶん、10年後にも同じようなことを感じるでしょう。
「やればよかった」の内容は少し違っているかも知れませんが、まず間違いなく「似たような後悔」をしているはずです。
なので、過去を振り返るワークをやった時は、同じくらいの時間だけ視点を未来にずらして「今」を振り返ることを想像してみて下さい。
「きっと将来の自分が今の自分のことを思い出したら、もっと○○しろって言うんだろうな。」
と思ったら、その○○の部分に注目することが、後悔のない人生を生きるための一つのコツだと思います。
もしも、何かをするのには「遅すぎる」と思うのなら、むしろ今すぐに始めるべきでしょう。
そうしなかったら、もっと先の未来の君は、「あの時そうすべきだった」という気持ちと「あの時にやり直していれば」という2重の後悔に苦しむかも知れないからです。