・できれば無料で使いたい
という人向けに、スマートフォン(iOS・Android)用のアプリを紹介していきます。
基本的に全て無料で使用できるので、ぜひ気軽に試してみて下さい。
※番外編として紹介するankのiOS版は、web版なら無料、スマホにインストールするタイプのアプリ版を選んだ場合のみ有料になっています。
アプリを使うと一体どんな点で有利なのか?ということも記事の末尾に書いておきましたので、それを意識して使うことで更に三日坊主克服に有効だと思います。
この記事についてご質問・ご意見がある場合は、記事の下部にあるコメント欄からご連絡ください。原則として24時間以内に回答を掲載させていただきます。
目次
三日坊主克服アプリ5選
継続する技術(iOS)
「やることを決定」→「時間を設定」という非常にシンプルな動作のアプリ。
あとは通知をONにするとスマホが通知をしてくれるので、やり忘れの防止に効果的です。
通勤の週間の場合は「平日だけ」という設定も可能ですが、複数の内容を一度に登録することはできません。
「一度に同時並行すると挫折しやすくて逆効果だからです。それができるなら、既に習慣化なんてできるでしょ。」
というような説明が書いてありますが、確かにその通りかも知れませんね。
適切な目標設定の方法なども解説されていて、行動科学の基礎を学べるのがなかなか便利だと思いました。
全体的には操作が非常にシンプルで、直感的に使えると思うので、複雑な設定のアプリが苦手な人には特におすすめです。
毎日きちんと目標を設定してタップしていると、少しずつ円グラフが完成していくようになっています。
みんチャレ(iOS・Android)
>>みんチャレ(iOS版)
>>みんチャレ(Android版)
「みんチャレ」は、匿名で同じタイプの目標を持つ人と励まし合いながら、習慣化を目指すことができるアプリです。
一人で何かをやろうとすると、つい自分に甘えてサボってしまいがちですが、誰かと一緒に活動すると、それが良い意味でのプレッシャーになることはよくあると思います。
「サボっていたらかっこ悪い」とか「良いところを見せたい」という気持ちによって、自然に「やる」と決めた習慣を続けようとするというわけです。
条件によってはアプリ内課金もありますが、基本的な機能は無料で使うことができるので、特にSNSなどで他人とコミュニケーションを取るのが好きな人は、ぜひ試してみてください。
ループ習慣トラッカー(Android)
タスクの名前とコメント、実行頻度を入力することでタスクを登録する方式です。
なお、このアプリは上の2つに比べるとやや高機能で、タスクが複数保存できる他に、データのエクスポート機能がついています。
端末が変わっても情報を維持できるので、スマホの買い替えを検討している場合は便利ですね。
決めたことをやったか、あるいはやらなかったかという記録だけでなく、「習慣の強さ」というスコアが記録されていて、ちゃんと毎日実行するとそのスコアが上昇するようになっています。
週に3回、隔週で1回というように、やや変則的な習慣を管理できるのも特徴の一つです。
Dot Habit・習慣・実績日課の管理(Android)
>>Dot Habit・習慣・実績日課の管理(Android版)
このアプリでは、「やることを決定」した後に画面のカラーを選択肢たり、自分自身へのメッセージを入力したりできます。
また、タスクのシェア機能もついていました。
(僕は恥ずかしいので使いませんが)
実行後に文字を入力できるので、単に「実行した」というだけではなく、コメントなどを入力できるようになっています。
「+」ボタンで複数タスクの登録が可能なので、1つのタスクしか登録できないアプリでは困る、という場合は選択肢の一つになりそうです。
Anki(iOS・Android)
>>Anki(各端末共通 無料webアプリ)※アカウントを作成して使用
>>Anki(Android版)
他のアプリとはちょっと毛色が違いますが、最後に学習管理ソフトの「Anki」を紹介したいと思います。
Ankiはいわゆる「単語帳アプリ」ですが、問題と回答の形をカスタマイズできるので、英語だけでなく資格試験など色々な勉強に応用することが可能で、毎日決まった問題数を出題させる形で、勉強用の三日坊主克服アプリとして使うと非常に便利です。
また、Ankiはフリーソフトとして多くの人が利用しているので、公式サイトから目的に合ったデータをダウンロードすれば、自分で問題を作成しなくても勉強することができます。
元々は英語のソフトですが、日本語のマニュアルサイトもあり、ソフトの言語自体を日本語に設定できるので、英語が苦手な人それほど困ることは無いでしょう。
なお、Ankiのアンドロイド版は無料ですが、iOSの方は有料アプリなので、無料で使いたいという場合はブラウザを通して使うweb版を使うのがおすすめです。
アプリ版の方は端末にデータを保存するので、web版よりも若干レスポンスが良いというくらいの違いです。
アプリを使うことによる効果
三日坊主を克服するということは、言い換えれば自分の意思で新しい習慣を作るという事です。
習慣というのは、その人の生活スタイルに組み込まれるので、うまくやろうと思ったことを習慣にすることができれば、一生懸命「やらなくちゃ!」と考えなくても、自然に続けられるようになります。
言ってみれば、「朝起きたら歯磨きをする」というのと同じくらい「やるのが当たり前」になれば、挫折することはないわけですが、これがなかなか難しい(苦笑)。
何らかの行動が完全に習慣になるまでには、かなりの回数や頻度でそれを繰り返さなくてはなりません。
多くの場合、習慣になるまでに挫折するから「三日坊主」という状態になるわけで、これを簡単に解決できたら誰も苦労なんてしないですよね。
ただ「簡単に実現する」のは無理だったとしても、簡単な方法で「難易度を下げる」ことならできます。
その方法の一つが、アプリを使うことです。
最近は習慣化を助けるためのアプリも色々開発されているので、それらを使うことで、必要な労力を少し小さくできます。
「結局はやる気の問題じゃないの?」と思うかもしれませんが、全て自分の頭で管理するのではなく、スマホなどの端末に一部を任せることには色々なメリットがあります。
アプリを使うことのメリットを、具体的に挙げてみましょう。
何をするかが明確になる
何かをしなければとは感じていても、
「勉強もしなきゃいけないし、部屋の掃除も、禁煙も・・・」
と目標が定まらないことは多いと思います。
しかしアプリを使う場合は、習慣化する対象を文字として入力することになるので、自然にやることが明確になりやすいです。
- 英単語を5つ覚える
- 10分以上運動する
みたいな文字を画面に入力して目に見える形にすることで、自分の頭の中でもやることがはっきりするわけです。
もちろんこういうことは「紙に書いて壁に貼る」というようなやり方をしてもいいんですが、インテリア的にはあんまりスマートじゃないですからね。
正しく目標を設定できる
習慣化をスムーズに進めるためには、何をどんな形で習慣にするかという決め方も重要です。
例えば「部屋を掃除する」というように決めてしまうと、ゴミを一つ捨てただけでもOKなのか、部屋中がピカピカになるまで掃除するのかが判断できません。
また、無理をして高すぎる目標を立てると、あっという間に挫折してしまう危険があります。
これに対して習慣化を助けるアプリでは、
「目標は具体的になっているか?」
「行動の難易度は高すぎないか?」
というような確認ダイアログが出る(「継続する技術」など)ものもあるので、特に知識がなくても正しい形で目標が設定できます。
つまり、初心者でも「習慣にしやすい形」で目標が立てられるということです。
やり忘れを防止できる
すぐにできるような難易度の低い目標を設定しても、単純なやり忘れによって、それが実行できないことがあります。
しかし、アプリについているアラーム機能などを利用すれば、特定の時間に通知してもらうことで、これを防止できて便利です。
ノートやカレンダーなどと違って、スマホならほとんどの人が持ち歩いていますからね。
毎日どの時間にやるかをあらかじめ設定することで、その時間にやるという行動パターンができやすくなる(通知される以前に、そもそも「忘れにくくなる」)という効果もあります。
入力することが動機づけになる
アプリを使用すると、決めた事を実行した後に画面をタップしたり、やったことの内容を入力することになります。
そして、決めたとおりに毎日実行することで、画面に表示されるグラフが伸びて行ったり、カレンダーが塗りつぶされていったりということが起こります。
こういう事は一見地味なようですが、意外と馬鹿にできません。
行動科学の世界では、自分の努力の結果が目に見えて蓄積されていくことが、習慣化の動機づけとして有効だということが証明されているんです。
成果が明確になる
成果をアプリに入力すると、始めてから何日継続しているかということや、目標に対しての達成率(「1ヶ月達成まであと○○日)というような数値がすぐに確認できます。
これによって、ゲームをクリアしていくような感覚で、習慣を身につける効果があります。