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お金持ちになるにはどうすればいい?中編【超入門12】

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家とお金

元底辺サラリーマン、現在は独立して好きなことを仕事にする「ライフワーカー」育成のプロジェクトに取り組んでいるROCKです。
・資産を増やすにはどうすればいいですか?
・お金があるのに借金をする人がいるのはなぜでしょう?

今回は、資産や負債についての話です。

経済に興味のある人は、資産を手に入れる事にも興味を持っていることが多いと思います。

その対象は家だったり、車だったり、時計だったり宝石だったりと人によって違うでしょう。

しかし、実は何を「資産」と考えるかによって、お金持ちになれる見込みは大きく変わってきます。

また、借金についても同じで、単に借金を「避けるべきもの」だと考えていると、かえってお金持ちになりにくくなる場合もあるんです。

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資産の定義とは?

高級車の鍵

「資産」という言葉を聞いた時、君はどんなものを思い浮かべるでしょうか?

多くの人が考えるものといえば、現金や株式、不動産などがあると思います。

国語辞典で意味を調べてみても、

【資産】
個人または法人の所有する金銭・土地・建物などの総称。財産。
「goo辞書より」

となっているので、一般的なイメージと一致していると言えます。

逆に負債というのは、いわゆる借金の事だと考えている人が多いでしょう。

でも、ロバート・キヨサキさんが書いた「金持ち父さん・貧乏父さん」という本が売れてから(だと思います)は、

  • 資産=お金を産み出してくれるもの
  • 負債=お金を奪っていくもの

という考え方が少しずつ広まってきました。

これはどういうことを意味するのかについて、ちょっと考えてみましょう。

世間一般でいうところの「車や家は資産」という考え方は、言葉の意味としては間違っていません。

確かに家や車は高価だし、売ればお金になるし、借金の担保(返せなかった時にお金の代わりに差し出すもの)にも使えます。

でも、お金を生み出すかというと、必ずしもそうとは限りません。

例えば普通にマイカーを持っていても、
「君は車持ってるんだね。じゃあお金をあげよう。」
と言ってくれる人なんていないですからね。

むしろその逆で、走ればガソリン代もかかるし、置いておくだけで駐車場代や税金などのお金がかかる。

だから車を買ったからといって、買う前よりもリッチになれることはありません。

気分的にはリッチでも、普通に自家用車として持っている限り、経済的にはマイナスの影響もあるわけです。

そうすると車は持っているとお金を失うもの。つまりは負債という考え方ができます。

もちろん、どうしても車が必要な人にとっては悪いことばかりじゃないですし、車を持っていることで手に入るチャンスもあります。

ただし、直接的にお金を生み出すという意味での「資産」とは言えないということです。

実はこれは家についても同じ。

家は持っているだけでも税金がかかるし、傷んだら修繕費なども必要になります。

「夢のマイホーム」なんて言うけれど、家を買ったからといってお金持ちになれるわけじゃありません。

よく不動産屋さんが、
「家賃を払って家を借りても、結局何も残らないから損じゃないですか。家を買ってローンを払えば後で自分の資産になるんですよ~♪」

なんてことを言いますが、これはあくまでセールストークの「口車」ですから、簡単に信じちゃいけません。

家は建ったその日からどんどんその価値が下がっていくので、長年住むと売っても大したお金にはなりません。

「3000万円で家を買って10年住んでから、それを売って1000万円」
というのと、
「10年間マンションに住んでいてその間の家賃が2000万円」
というのでは、結局どちらも同じマイナス2000万円で同じです。

しかも、家や土地が大きく値下がりする可能性があったり、火事で燃えたりする可能性もあるので「家は買ったほうが得」なんていうのは、あまりにもお気楽な考え方です。

だからお金持ちの中には、「自分のライフスタイルには必要がない」と、車を持たない人も多いです。

自分自身は借家に住みながら、人に貸すための家を購入して、毎月の家賃を受け取っている人もいます。

お金を生み出すものこそが資産。お金を奪っていくものは負債。

お金持ちはこの考え方によって、さらにお金持ちになっていくわけです。

借金は悪いこと?

クレジットカード

さて、ここで質問です。

借金がある人と無い人、どちらがお金持ちでしょうか?

借金をしている会社としていない会社、どっちがリッチだと言えるでしょうか?

普通に考えると、「借金なんて無い方がいい」と思うかも知れません。

お金がたくさんあるなら、
「借金なんかさっさと返して貯金だけしておいた方がスッキリする」
と考えるのが普通の庶民の感覚ですよね。

でも、経済の世界というのは不思議なもの。

借金にも良い借金と悪い借金があって、実はお金持ちはけっこう「良い借金」をしているんです。

「借金なんて、良いことは何もないんじゃないの?」
と感じる人もいると思うので、ここで具体的に「良い借金」の例を説明してみましょう。

あるところに、一億円で売られている豪邸がありました。
そしてAさんという人が、それを買いたいと思いました。

でも、Aさんは一億円なんていうお金は持っていません。

そこで銀行からお金を借りて、そのお金で豪邸を買いました。

もちろん、借金は返さなきゃなりません。

Aさんは豪邸を手に入れる代わりに、年に500万円ずつ、20年以上かけて銀行にお金を返し続けることになりました。(利子があるので20年ピッタリでは返し終わりません。)

しかしAさんは、せっかく手に入れた豪邸を自分の家にはしませんでした。

その代わりに、豪邸に住みたがっているBさんに貸すことにしたのです。

家賃は一ヶ月50万円。一年で600万円です。

Aさんは毎年、Bさんから600万円受け取り、その中から500万円を銀行に返します。

つまり特に何もしなくても、毎年100万円がAさんのフトコロに入ってくるのです。

Aさんは借金をしなければ、豪邸を買うことはできないし、お金も入って来なかったでしょう。

しかし、上手に借金をすることで、お金を増やせるようになったわけです。

こんな風に、自分がリッチになるためにする借金が「良い借金」です。

反対に、資産を産み出さない方法でお金を借りるのは「悪い借金」になります。

例えば、旅行に行きたいから、洋服が欲しいから、生活費が足りないからというような理由で借金しても、それで入ってくるお金が増えるわけじゃありません。

むしろ、利子を払わないといけない分だけ、トータルでは損をしてしまいます。

つまり、娯楽や生活費のためにキャッシングをしてみたり、無計画にカードを使って「今月は支払いがキツイ・・・」なんて言っている人たちは、悪い借金をしてる事になります。

「夢のマイホーム」で貧乏くじを引くことも

失うお金

資産と負債についての考え方を「それによってお金が得られるかどうか」をベースに考えると、マイホームを持つということの意味も、世間一般で考えられているものとは違ってきます。

確かに家というのは、大きな価値のある資産の一つです。

普通に買ったら何千万円もするから、サラリーマンにとっては「夢」と言ってもおかしくないものでしょう。

さらに借家だと「ペットを飼えない」とか「自分の好きなように改装できない」なんていうこともあるので、
「一国一城の主になりたい!」
と思う気持ちはよく分かります。

でも、お金の面で考えると、マイホームを買うことは「貧乏への近道」になることすらあるので注意が必要です。

よく住宅展示場なんかに行くと、
「借家だと家賃取られるだけで損でしょ?持ち家なら自分の財産になるんですよ♪」
なんていわれますが、騙されちゃいけません。

「借りるより買ったほうが得」というのは真っ赤なウソ。

正確にはどっちが得かは誰にもわからない。

というより、賃貸に比べて借家のほうが、やや損をするリスクは上がります。

なぜかというと、いったん家を買ってしまうと「選択を間違えた」と思っても、そう簡単には方向転換ができないからです。

例えば、3000万円で買ったマイホームは、買った瞬間に中古住宅となることで、2600万円くらいまで値下がりします。

さらに、古くなることで、年々その価値が下がっていくんです。

そうすると、どういうことが起こるのか?

例えば10年住んだ時点で、引越ししなくちゃならなかったとしましょう。

これはケースバイケースではありますが、築10年の家となると、買った時の半額くらいしか戻ってこないかも知れません。

で、10年間の間に払った住宅ローンが1000万円だったとすると、

  • 家を売って手に入るお金が1500万円
  • 借金の残りが2000万円

ということになり、トータルでマイナス500万円になります。

結果として、借金だけが残るわけです。

これが借家なら、引っ越したいと思ったら、さっさと契約を終了して次の家に移ればいいだけです。

よほどひどい使い方をして、大家さんにお金を請求されたりでもしない限り、出て行く時に何百万も取られることはありません。

「じゃあ、売らないでずっと住めば得なんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、そういうわけでもないんです。

例えば30年かかってローンを支払い終わった時点で、家の価値はほぼゼロ。
土地付き一戸建てなら土地だけが財産です。

借金が残るわけじゃありませんが、30年の間には家にかかる税金やローンの利子、家の修理費用なんかも支払ってるところがミソです。

これが借家だったら、余計なお金がかからない分だけ、たくさん貯金ができてるかも知れません。

ただし、買って得をする場合ももちろんあります。

例えば、買った土地が値上がりしたりすれば、儲かる場合だってありますからね。

でも、不動産や土地が将来値上がりするかどうかなんて、プロの不動産屋にだって分からないのです。

無理しないとローンの支払がキツイというのなら、大損する可能性のない借家の方が安心でしょう。

もし給料が下がったりしても、家賃の安いところに引っ越せばいいですからね。

今回のまとめ

最後に、今回のまとめです。

ポイント

  • 資産とは「高価なもの」ではなく「お金を生み出すもの」
  • お金を生み出すための「良い借金」もある
  • マイホームの購入は、賃貸に比べてリスクが高い事が多い
<こんな人にオススメ>
  • 自分が何を望んでいるか、何をしたいかが分からない
  • やるべきことがあるのに、腰が重くて行動に移せない
  • 何かを始めても、すぐに挫折してしまうことが多い
  • この記事を書いた人
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ROCK

底辺サラリーマン→webビジネスを学んで独立。
現在は現在は好きなことをする「ライフワーカー」を育てるミッションを遂行中。
ハンドルネームはドランクドラゴンの塚地さん公認(笑)。

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