・好きなことを仕事にするにはどうすればいいですか?
お金や時間を失うような行動をしたり、お金持ちになるために必要な資産が分かっていたとしても、お金持ちになるために行動しなければ、現状が大きく変わることはありません。
そこで今回は、仕事をする上で、お金持ちになるために必要な考え方を解説してみましょう。
「一生懸命生やってるつもりなのに、なぜこんなに報われないんだ・・・」ということにならないように、普通に生活するだけの人と、経済的に豊かになる人の考え方の違いを知っておいて欲しいと思います。
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「コツコツ頑張る」の落とし穴
「目の前の事を一生懸命やりなさい」
というのはよく聞く言葉です。
確かに、何かをやるときに一生懸命取り組むことは大事ですし、真剣にやることで学べることもたくさんあるでしょう。
でも、
「目の前のことを一生懸命やる」
と
「目の前のこと "だけ" 一生懸命やる」
というのは全然別だということを覚えておいてください。
ハッキリ言いましょう。
残念ながら、目の前にあることを、愚直にコツコツやるだけではお金持ちになれません。
これは、会社で毎日働いているサラリーマンの人達を見ればすぐに分かります。
与えられた仕事を毎日コツコツやっただけで豊かになれるのなら、会社でマジメに働き続けている人は、みんなリッチになっているはずですよね?
でも現実を見てみると、そうなっているという人は非常に少ないと思います。
昭和の高度成長期のように、国の経済がどんどん発展している状況なら、とにかく真面目にコツコツやっていれば報われたのかもしれません。
でも、経済成長が頭打ちになっているような状況で、ただ自分に割り当てられた仕事をしていても、現状維持に毛が生えた程度の効果しかありません。
だから、多くのサラリーマンは、子供の教育費とか住宅ローンなんかの「生活のためのお金」を稼ぐのが精一杯で、もしも会社をクビになったりしたら生活が成り立たなくなります。
「新世紀エヴァンゲリオン」というアニメでは主人公シンジ君の乗る「エヴァンゲリオン初号機」の背中に「アンビリカルケーブル」という電源コードが刺さっていて、これが抜けたら数分で動けなくなる(つまりは電力切れ)という設定がありましたが、多くのサラリーマンもこれと似たようなものです(笑)。
もちろん、雇われ仕事をすることが悪いなんて言うつもりはありません。
サラリーマンだって楽しいことはあるでしょうし、生きがいを持てる仕事ができるなら、人生の質は高くなるでしょう。
でも、人が作ったしくみの中で働いているだけでお金持ちになるというのは、まず無理だと思ったほうがいいです。
考えてもみてください。
世の中にお金持ちや貧乏な人がいるということは、お金がどこかに偏って存在しているということです。
そうすると、お金の配り方を決める人、たとえば会社の社長さんのような人達は、自分たちの分け前を多くして、雇っている人たちのお給料は少な目にするに決まっています。
これは何も、経営者がみんな悪どいとか「お金に汚い」ということじゃありません。(そういう人もいるとは思いますが)
経済の世界では、頭を使って働く人が得をするようにできていて、だからこそみんなが競争し、良い商品とかサービスが生まれるようになっているというだけの話でしょう。
逆に言うと、それくらい成功した時に得られるものが大きくないと、わざわざリスクを取ってまで自分でビジネスを始めたり、会社を作る人はいなくなってしまいます。
なので、お金持ちになりたいなら、何が本当に自分にとって得か、どうすればリッチになれるかということを、自分の頭で一生懸命考えて行動しなくてはいけないんです。
何を仕事にすべきか?
「どんな事を仕事にするか?」いうのは、人生を左右する大きな問題です。
「自分の得意なことを仕事にするのがいい。」
という人がいれば、
「好きなことは趣味にしておいた方がいい、仕事にするのは良くない。」
という人もいたり、意見は色々あると思います。
でも、自分の力でお金持ちになった人は、ほとんどが自分の好きなこと、しかも自分本当に頑張れることを仕事にしているものです。
「仕事は仕事、遊びは遊び」
そうやってメリハリを付けるのが大事だと考えている人は多いでしょう。
確かにデートしている時にも仕事の話ばっかりしていたら
「私と仕事、どっちが大事なのよ!」
なんてフラれてしまうかもしれませんし、ある程度のバランス感覚は必要なのかもしれません。
でも、成功するの多くは、「寝るのももったいない!」というくらい仕事が大好きです。
だから、「仕事とプライベートを分ける」なんて考えません。
プライベートな時間でも、暇さえあれば仕事の事を考えていて、それが楽しみになっているので、「ワークライフバランス」なんて気にしません。
お金をもらえるから仕方なくやる人と、他の人が止めようとしてもそれが好きだからとドンドン突き進む人、どちらが成功しやすいでしょうか?
そう考えると、やっぱり好きなこと・得意なことを仕事にすべきだと思います。
ただ、他人に比べて優れているとか、単に趣味として楽しいことが、そのまま仕事になるとは限りません。
単に「興味の延長」が仕事だと考えると、何か辛いことがあったり、競争に負けたりした時に、仕事に対してのやる気も無くなってしまう事があります。
本当に好きなことがあって、もしもその仕事の中で逆境を経験したとしても「あきらめたくない!」と思えることを仕事にするのが理想です。
例えばテニスが好きな人でも、
「試合に勝てないなら何のために練習しているのか分からない・・・。」
と思うのなら、世界レベルの天才でもない限り、それを仕事にするのは難しいでしょう。
逆に、
「とにかくテニスに関わっているだけでも幸せ。」
というくらいテニスを愛していたら、テニスのコーチをしたり、テニススクールを始めたりと、色んな仕事で成功するチャンスが生まれるはずです。
本当にその仕事で成功しようと思うのなら、上手くいかないときでも「自分はこれで頑張るんだ!」と思えるような仕事を選ぶのが理想です。
ところで、「好きなことを仕事に」と言われても、「どんなことがやりたいかが、自分でもよくわからないんです。」という人もいると思います。
そういう場合は妥協案として「苦手でないもの」「比較的苦痛にならないもの」という条件で仕事選びをしてみてください。
どんなものにやりがいを感じるかということは、結局やってみないと分からないという部分があるので、そうやって経験を増やしていくことが、ライフワーク発見への近道になるはずです。
「価値創造」ができなければ仕事にはならない
実際に、仕事で成功した人達が書いた多くの本を読んでいると、
「好きなことを仕事にしよう」
「ワクワクすることを仕事にしよう」
という話が、必ずと言っていいほど出てくると思います。
ただし、当たり前の話ですが、自分が好きだとか、「やっていて楽しい」というだけで、それが仕事として成立するとは限りません。
例えば、テレビゲームが大好きな人が何時間ゲームをしていても、それがそのまま仕事になるかというと、ちょっと難しいですよね、
「ドラクエでレベルを99まで上げたからお金をください。」
と誰かに言っても、
「それはお前がやりたくてやったんだろwww。」
と言い返されるのは目に見えています(笑)。
お金にはならないどころか、むしろゲーム機代やソフト代、電気代などの分だけ赤字になるはずです。
スポーツ観戦にしても同じ。
「いやあ、ロナウジーニョのボールさばきは本当にすごいよ。俺、感動したよ!」
と自分の思いを熱く語ったとしても、その人自身によほど知名度が無い限り、話を聞きたいと思う人なんてまずいないでしょう。
お金もらうどころか、むしろ「お金を払って話を聞いてもらう」レベルのことだと思います。
一方、同じゲームに関する事でも「ゲームを作る」なら仕事にできるかもしれません。
そこまでの技術が無かったとしても、今ならゲーム実況の動画を配信して、人に楽しんでもらうことでお金を稼いでいる人もいます。
スポーツ観戦でも、試合の内容を面白い記事にして人に読ませることができれば、お金を受け取ることもできるでしょう。
仕事になることと、仕事にならないこと。
その差は「価値創造」というキーワードで説明することができます。
簡単にいえば、その人が生み出したものを他の人が求めているかどうか。
他人から見て価値があるものやサービスを作り出しているかどうかが大事なんです。
自分の好きなこと、得意なことを仕事にするには、その仕事を通して人に価値のあるものをどうやって提供するかを考えなくてはいけません。
逆にそれができないと、好きなことをやっていてもどんどん貧乏になって、その好きなことすら続けられなくなったり、結婚している人なら家族を養えなくなる可能性だってあります。
自分の好きなことと、価値創造を結びつけること。
それが、好きなことを仕事にして生きていくためのカギです。
今回のまとめ
最後に、今回のまとめです。
ポイント
- 「目の前の仕事をコツコツ頑張る」だけでは、お金持ちにはなれない
- 仕事で成功するためには、好きなことや苦痛にならない分野を選ぶこと
- 趣味や興味を仕事として成立させるには、価値創造を行う必要がある