・ライスワークって何?ライフワークとは違うの?
こんな悩みや、疑問を解決するための情報をまとめてみます。
僕は普段から「副業でも本業でもいいので、好きなことや興味のあることを仕事にしてみましょう!」と主張していますが、そもそも何をしたいのかわからない(ライフワークが見つからない)という人は多いと思います。
そういう場合はまずライフワークではなく「ライスワーク」というものについて理解して、そのライスワークを追求することで、ライフワークが見つかりやすくなるかもしれません。
実際に僕もライスワーク→ライフワークに近い形で起業したので、その経験も交えて書いてみますね。
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目次
ライスワーク=ご飯を食べる(生活費を稼ぐ)ための仕事
ライスワークというのは、お米「rice」と仕事「work」をかけ合わせて作られた造語で、要するに「食べていくためにする仕事」という意味です。
正確な由来は調べても見つからなかったんですが、外国の人に対して使っても通じませんし、英語の辞書の中にも情報がありませんでした。(俗語が検索できる英語のweb辞書にも記載なし)
まあ、そもそもお米を主食にしている国は限られているので、日本人が作ったと考えてまず間違いないでしょう。
さて、以前の僕がそうであったように、ほとんどの人は「仕事」といえばこのライスワークに当たると思います。
実際問題として、お金がないと生活できないですからね。
食べていくためのライスワークと、一生続けたい大好きなことであるライフワークが同じだったら最高なんですが、最初からそういう職業に就ける人は非常に限られていると思います。
でも、実はライスワークを追求していくと、それがライフワークにつながることは珍しくないんです。
なぜライスワークがライフワークになるのか
僕の知っている例の中にも、最初はお金のためにライスワークとしてやっていたことが後でライフワークになったり、ライスワークをやっている中でライフワークを発見するヒントを見つけたという人は非常に多いです。
ほとんどの場合は「副業→専業」というパターンですが、ビジネスの規模に関わらず、ライスワークとライフワークの間には、ある種の「つながり」のようなものが生まれやすいんだと思います。
僕はその理由を、次の3つであると考えています。
ライフワークかどうかはやってみないと分からない
まず、何がライフワークになるかということは、実際にやってみなければ分からないという部分があります。
例えば、好きだと思っていたことでも、仕事となると色々面倒な事が増えたりして嫌になってしまうことはあるでしょう。
逆にそれほど興味が無い状態で始めても、予想以上にお客さんが喜んでくれたりして、そこにやりがいを感じられたりする事は珍しくありません。
僕の場合も、今でこそ毎日webサイト用の原稿を書いていますが、まさか自分が何かを書く仕事をするなんて想像したこともありませんでした。
もともとはバリバリの理系だったので、文章を書くことに興味を持ったことも無いですし、最初のうちは情報を伝えるために「仕方なく」書いていたという感じです。
最初は文章を書くことが予想以上につらくて、10分おきくらいに立ち上がってウロウロしたり、床にうずくまったりしていたくらいです(笑)。
でも、慣れてくるうちにだんだんストレスがなくなり、さらに感想を送ってくれる人が増えてきたりしたことで、だんだん書くことが楽しくなってきました。
今では「コレについて書きたい!」という気持ちになることもあるくらいで、まさにライフワークの一部になっています。
ライスワークで出来ることが増える
いざライスワークを始めようとすると、分からないことやできないことに当たることも一度や二度じゃありません。
僕自身、最初はwebサイトというものがどんな仕組みで動いているかも知らないド素人だったので、失敗のしまくりでした。
無料で使えるサーバーにヘタクソな文章をアップロードしてはみたものの、そこに挿入しようとした画像ファイルがまったく表示されず、数時間悩んだ挙げ句に「え!?、ファイル名が日本語だとダメなの?なんで?」なんて言ってたんです(笑)。
それが今では。サーバー上で動くアプリを作ったりすることもあるくらいですから、人は目的があると何とかして手段を探そうとするし、それによって出来ることもどんどん増えていくものだと思います。
そして不思議なことに、出来ることが増えるとアイデアも浮かびやすくなるんですよね。
例えば、仕事でwebサイトを作っていると、
「あ、こういうテーマでサイトを作ったら役に立つんじゃない?」
という発想はどんどん生まれてくるようになる、みたいな事が起こるんです。
そもそも、自分にまったく知識もスキルも無いという状態では、実現可能なことと難しい事の区別もつかないわけですから、アイデアが浮かんでこないのも当然ですよね。
さらに、ライスワークとして何かに挑戦することで、仕事の幅が広がるということもあります。
僕の知っているある人は、最初はブログを一生懸命更新していたものの、残念ながらほとんど収入にはなりませんでした。
しかし、ブログの運営によって文章を書くことに慣れていたので、その後はライターとして副業ができるようになりました。
仮にライスワークとして挑戦したことがうまくいかなかったとしても、そんな風に思わぬ形で収入源になることもあるわけです。
それに加えて、実際にやってみた結果として「これは自分のライフワークじゃないな」と思ったとしても、ある程度のお金を稼ぐことができれば、それを元手に新しいことに挑戦することもできます。
僕の知り合いはネットビジネスで稼いだお金で飲食店を開業しようとしていますし、最近はアフィリエイトで稼いだ資金を元手に投資を始めようとしている人も多いです。
ゼロからそういうことを始めようとすると、銀行から借金をしなくてはならなかったり、失敗すれば生活費に影響してくるということもあるでしょう。
でも、ライスワークでお金を作ることができれば、色々な事に挑戦しやすくなるし、失敗した時のダメージも最小限にできるというわけです。
ライスワークで好きなことが育つ
ライスワークとして何かに取り組もうとすれば、自然とそれに使う時間も長くなってきます。
ただの趣味だと家族に文句を言われるようなことでも、収入になるような事なら逆に応援してもらえたり、手伝ってもらえたりするということもあるかもしれません。
そして、そういう風にしてライスワークに没頭すると、自然とその分野がだんだん好きになってくるということが結構あるんです。
これは心理学でザイオンス効果(単純接触効果)と呼ばれる現象で、人間には接触する(関わる)回数が多いほど、その対象を好きになりやすいという性質があると言われています。
参考:単純接触効果(Wikipediaより)
例えば、同じ音楽を何度も聞いていると、その曲を好きになってくることがよくありますが、これにもザイオンス効果が関わっているというわけです。
だから、「最初は興味なかったけど、だんだん楽しくなってきた。」と感じることで、ライスワークがライフワークに変化していくという事も決して珍しくはありません。
もちろん絶対というわけではなく、本当に嫌いなことだと接触回数が増える事で「うんざりする」場合もありますから、その時は無理をせずに他のことをやったほうがいいでしょう。
ライスワークとして「できそうなこと」をやってみよう
ライスワークとして何かをすることで、できることの選択肢が増えたり、好きなことが見つかりやすくなるなら、「とりあえず稼げそうなことをやってみる」という選択肢は全然アリだと僕は思います。
なので、もし君が現状に不満をもっているのなら、ぜひ副業としてのライスワークからはじめてみてください。
ちなみに、僕はコレを何度も口を酸っぱくしていっているんですが、会社に「副業禁止」という規定があったとしても、何も考えずにそれを鵜呑みにするのは危険です。
日本の法律では基本的に「就業時間以外は従業員の自由」というのが原則ですから、まずはその「禁止」の根拠をしっかり確認するようにしてみてください。
このサイトでも「副業禁止っておかしくない?法的根拠・判例などを調べてみた」の中で詳しくまとめていますので、そちらも参考にしてもらえたらと思います。
ちなみにほとんどの「副業禁止」という就業規則は法的に無効です。副業を禁止できるのは企業秘密漏洩の可能性があるなど限られた場合だけ。会社に報告する義務も無いので「空気を読む」必要もなし。堂々とこっそり(?)やりましょう。税金の支払いで普通徴収を選べば確定申告でもバレません。#副業 https://t.co/7J3X2PQAae
— ROCK@ライフワーカー育成プロジェクト (@Rock_webmaster) 2019年6月20日
今回のまとめ
それでは、今回の話の要点をまとめておきます。
ポイント
- 「ライスワーク」とは「生活費を稼ぐための仕事」
- ライスワークを追求するとライフワークが見つかりやすくなる
→ 理由1:ライスワークで経験を積むことが出来る
→ 理由2:ライスワークで出来ることが増える
→ 理由3:ライスワークで出来ることが増える - ライスワークをすると好きなことが育ちやすくなる