返品手順だけを確認したい場合は、ここをクリックすることで解説に移動できます。
本の内容を、音声コンテンツとして配信する、amazonのサービス「Audible」。
音声コンテンツはプロのナレーターによる読み上げなので、ストレス無く聴けるというのが一つの特徴になっています。
無料体験期間があるということで、僕も早速会員になってみたんですが、今はほぼ毎日使っています。
本を読む時間があまり取れなくても、例えば運動している間とか、運転している間などに聞くだけで勉強できるのがとても便利なんですよね。
パソコンで途中まで聴いて、その後スマホを持って外出すると、ちゃんとパソコンで聴いていた所から再生されるようにもなっています。
忙しい人だけじゃなく、活字が苦手な人や、いわゆる失読症の人にとっても有益なんじゃないでしょうか。
そして、この Audible、情報コンテンツとしては珍しく、一度購入した本(音声ファイル)の返品ができるんです。
一応、本の購入前にもサンプルの音声ファイルを聴くことはできるんですが、長さに制限があるので、詳しい内容までは分かりません。
また、amazon の他の本と同じ様に、レビューなどを参考にはできますが、紙の本みたいにページをパラパラめくって内容を見られるわけじゃないので、結局は「聴いてみないと分からない」という部分が多いわけです。
で、実際に購入して聴いてみて「他のを買えば良かった・・・」となった場合には、返品システムが使えるというわけです。
ちなみに Audible では、会員になると毎月1枚の「コイン」がもらえて、これを好きな本と交換できる仕組みになっています。
本はコインではなく現金でも購入可能ですが、Audible の本のほとんどは紙の本よりも高いので、基本的にはコインの方がお得です。
(本の価格に関係なく、コイン1枚=1冊と交換できるため)
本の購入条件について
Audible では、会員にならなくても現金での本の購入は可能です。ただしこの場合、会員ページの返品メニューが使えないので、原則として返品ができません。(カスタマーサービスに連絡すれば、対応してもらえる場合もあるようです)
返品手続きをした場合、
- コインで購入した本 → コインが帰ってくる
- 現金で購入した本 → 現金が返ってくる
ということになります。
今回は、コインで買った本の内容がイマイチだったので、返品してみることにしました。
Audible の公式ページによると、会員の返品特典の内容はこんな感じになっています。
会員の返品特典について
Audible会員の皆様は、会員特典の1つとしてタイトルを購入後365日以内にご返品いただけます。
当会員特典はお客様のご理解の上に成り立っています。
本の貸し出しやオンデマンド(読み放題)制度ではないため、例えば、タイトルを聴いてみたらイメージと違っていた、ナレーターの声になじまなかった場合に返品いただき、改めてお客様に合った作品をご購入いただくことを目的としています。短期間における過度の返品など本特典の主旨から外れた利用はご遠慮ください。
会員の皆様には本特典の目的の主旨から外れて利用されているおそれがある場合は、Audibleからお問い合わせをさせていただく場合や、一定期間本特典のご利用の制限をさせていただく場合がございます。
要約すると、
- 購入から365日までなら返品できる
- 返品するのは、内容が気に入らなかった場合や、音声に問題があった時だけ
※「返品を繰り返して沢山の本を聴く」という使い方はNG - 返品を繰り返していると、制限がかかることがある
とのことです。
この記事についてご質問・ご意見がある場合は、記事の下部にあるコメント欄からご連絡ください。原則として24時間以内に回答を掲載させていただきます。
Audibleでの返品手順
とりあえず、返品手続きをしてみましょう。
スマホでのPCサイト表示
スマホの Audible アプリ、スマホ専用サイトでは、返品メニューが表示されません。(2019年9月現在)
スマホから返品手続きをしたい場合は、アプリではなくブラウザで Audible のサイトを開き、表示をスマホ用サイトからPC用サイトに切り替えましょう。
iPhone の場合、デフォルトのブラウザは safari になるので、真ん中下の共有メニューから、「デスクトップ用サイトを表示」を選択。
android スマホの chrome なら、右上の三点ポッチを選んで「PCサイトを見る」を選択すれば、表示が切り替わります。
Audibleサイトでの操作
これが返品前の状態。
保有コインが0になってるのが分かります。
画面上部の名前の部分をタップして、「アカウントサービス」を選択。
次に、左側のメニューから「購入履歴(返品)」をタップ。
今回はこの本「借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ」を返品します。
ちなみに今回の理由は、「タイトルの内容が気に入らなかった」です。
この本はレビューでも評価が高く、相性の良い人にとってはいい本なのかも知れませんが、残念ながら僕には合いませんでした。
実は、この本を書いている人はスピリチュアルカウンセラーで、「宝くじでも願えば当たる」とか「能力は願えば与えられる」という、スピリチュアル系独特の思想がどうしても受け入れられなかったんですよね(苦笑)。
さて、返品をクリックすると、一瞬で処理が完了し、こんな画面が表示されます。
ライブラリー画面に戻ると、コインの枚数が「1」になっていました。
これで、別の本を購入することができます。
Audibleの返品回数の制限について調べてみた
上で引用した会員規約にも書いてありますが、Audible の返品システムは、購入した本のデータに問題が有った場合や、内容が気に入らなかった時のためのものです。
同じ amazon の「Kindle Unlimited」のような「一定額で読み放題」のしくみでは無いので、回数にも制限があります。
そして、返品回数が制限に達すると、「返品する」ボタンが表示されなくなるようです。
Audible の公式ページには、以下のような説明が載っていました。
ウェブサイトから返品いただける回数に制限があります。制限回数を超えた場合は、 返品ボタンが表示されず「返品不可(詳細)」と表示されます。このメッセージが表示された場合は、カスタマーサービスまでご連絡ください。返品手続きおよびお客様が次にお楽しみいただける作品が見つけられるよう、お手伝いさせていただきます。 なお、休会中の場合もウェブサイトから返品いただけません。この場合もカスタマーサービスまでご連絡ください。
「返品は◯回まで」という情報がないのは、それを公開してしまうと、回数ギリギリまで返品をしようとする人が出てくるからだと思いますが、どうしても知りたくなりますよね(笑)。
なので、以下のようなTwitterの書き込みを元に、返品回数の制限について予想してみることにしました。
Audibleコイン制になってからの返本回数制限が知りたくて10月~11月に試しに1コインあたり2回返品かけて3コインで回してみたら今月全商品に返品ロックかけられたwwwww2回少なくね!?もしや回数制限はコインごとじゃなくて「こいつ返品多いから止めよう」っていう基準なのか?
— アズコ (@az_matsu) December 3, 2018
#Audible 初月は5回返品してもよかったので、じっくり欲しいものを選べたけど、二ヶ月目は1回返品したらもう返品不可になったので、返品回数は1ヶ月でリセットされずに累積6回で返品不可になるのかもしれないので注意
— dos (@dos_jp) February 8, 2019
回数制限にかかって「返品不可」になってしまったけど、カスタマーサービスにメールで頼んだらすぐに返品してもらえた。
この「返品不可」状態がいつまで続くのかは教えてくれないんだって。#AudibleApp #audible— 葱の花♡ (@neginohana) September 12, 2018
現時点(2019年9月)での予想としては、以下のような感じになります。
- 返品回数の制限は、1アカウントあたり5回~10回くらい
(購入したコインの枚数には関係がない) - 一定期間ごと(1ヶ月くらい?)で回数がリセットされる
なお、返品が停止になっても、カスタマーサービスに連絡すると、解除してもらえる場合もあるようです。
おすすめなのは「繰り返し聴く」こと
最後に一つだけ、お説教くさい話をさせてください(笑)。
色々な本を読むことは勉強にはなりますが、多くの人は「勉強になった」と思うだけで終わってしまって、行動に結びつことはほとんどありません。
そして、行動につながらない知識は、ただの自己満足です。
まあ、「本人が楽しければそれでいい」という考え方も、アリと言えばアリなのかもしれません。
特に、娯楽のための小説なんかは、純粋に楽しむことを目的に書かれているわけだし、読み返すのは内容を忘れてからでもいいでしょう。
でも、ビジネス書や自己啓発本なら、話は違ってきます。
ビジネスで成功したいとか、人間として成長したいと思うのなら、Audibleの本に関しても「勉強になった」というだけで終わりにするのでは、非常にもったいないです。
本当にその本の価値を引き出すためには、自分の行動に活かす様な使い方をすべきだと思います。
そのために有効な方法の一つが、気に入った本を繰り返し聴くことです。
成功者の中には、お気に入りの本を持っていて、それを何度も何度も繰り返し読んでいる人が結構います。
単に「情報を知る」だけなら一回読めば十分ですが、その本の著者の考え方を自分に染み込ませたり、自分の行動がその本に書かれた事と一致しているかどうかを確認するには、繰り返しその本の内容に触れる必要があります。
情報だけはたくさん知っていても、自分自身では何も成し遂げられない「ノウハウコレクター」になってしまっては、勉強どころか「時間の浪費」になりかねません。
必要以上に返品を繰り返して、ブラックリストに入れられてしまわないためにも、ぜひ「役に立つと思った本を聞き倒す」という方向で Audible を活用してみてください。