このページでは、君自身が本当に望むこと、何を幸せに感じるかということを知るために行う自分分析のための質問を提供しています。
答えを選択するだけで答えが出る自己診断プログラムと違って、頭を使ってじっくり取り組む必要があるので、時間と労力はかかりますが、それに見合うだけの効果があると思うので、ぜひ取り組んでみて下さい。
なお、自分分析ワークをはじめて行うという場合は、以下のページに詳しい解説がありますので、あらかじめ目を通しておくことをおすすめします。
「自分分析ワーク【ステップ0】自分を分析する方法について」
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自分分析ワークの手順と注意点まとめ
一応、自分分析のワークを行う上での注意点を以下に抜粋しておきます。
※各項目の詳しい説明についてはこちらをご覧ください
- まずは、直感的に思いついたことをとにかく書き出す
- 煮詰まって答えが出なくなったら、一度設問から離れる
- 最終的には1つの設問に対して、答えを3つくらいに絞る
- 同じ設問に対して、時間をあけて繰り返し回答する
- 限られた設問だけで結論を出さない
自分分析ワーク:ステップ6
人は誰でも一つくらいは劣等感(コンプレックス※正しくは「インフェリオリティー コンプレックス」)を持っているものだと思います。
顔や体型というような外見に劣等感があるという人もいれば、体力や運動能力、知力や学力や学歴、そして、お金や社会的地位などに悩みを抱えている人もいるかもしれません。
そして、昔の僕がそうだったように、「どうせ自分は◯◯だから」と複数の劣等感が凝り固まっていて、それが行動の足かせになっているという場合もあるでしょう。
逆に、そういう劣等感をバネにして、苦手なことを克服したり、別の分野で結果を出している人もいると思います。
いずれにしても、自分が「何に対して劣等感を持っているか」を知る事はとても大切です。
劣等感は価値観とも関係していますし、行動にも大きな影響を与えていることが多いので、自分分析をする上で避けて通れないものなんです。
というわけで今回は、劣等感に関する設問を用意してみました。
いつも通り5問ありますので、まずは思いつくままに回答を書き出してみてください。
また、1つの設問に対して答えが複数ある場合は、影響の大きいと思うもの、つまり、悩みの種になっている度合いが高いと思うものから、順番に数字を振っておくと、後で分析する時に役立つと思います。
- 人生の中で、最初に感じた劣等感はどんなものでしたか?
- 学生の頃に感じていた劣等感はどんなものでしたか?
- 今感じている劣等感はどんなものですか?
(現在学生の場合は、2と3を1つの質問として回答してください)
- 最も忘れたい、又は克服したいのは、どんな劣等感ですか?
- その劣等感は、今の生き方にどんな影響を与えていると思いますか?
印刷して手書きで記入するための用紙(PDFファイル)はこちらからダウンロードできます。
今回の自分分析ワークの趣旨
設問の前にも書いたように、劣等感は人の行動にブレーキをかけるものにも、逆に原動力にもなり得るものです。
そして、自分分析を通して自分の劣等感とじっくり向き合うことで「どう考えてもこれを克服しなければ、自分は幸せになれない」と再確認できたら、その事が行動を起こすきっかけになるでしょう。
逆に、劣っている部分を自覚しながらも、「それはそれ」と割り切って、別の長所で勝負していくことができれば、別の意味で前向きな選択になると思います。
どっちを選ぶにしても、まずは現時点で何に劣等感をもっているか、そしてそれを持っていることが、自分の行動に対してどんな影響を与えているかということについては、十分に分析しておく必要があると思います。
なお、現時点で、劣等感が行動にブレーキをかけている部分があると感じるのなら、その必然性についても考えてみてください。
この「必然性」というのは、「必ずそうなる、それ以外にはあり得ない」ということです。
「セルフイメージとは何か?書き換えるべき「心の設計図」」にも書いたように、「どうせ自分は太ってるから」という人は、それを無意識に言い訳として「頼って」いることがあります。
もしダイエットに成功して痩せてしまったら、何か気に入らないことが起こっても「太っているから」ということを言い訳にできなくなるので、心の奥底では痩せることを怖がっているんです。
そして、本人がそれを自覚しない限り、なかなかダイエットは成功しません。
「自分は太っているから◯◯だ」というような考えが頭に浮かんだら「本当にそうだろうか?自分はそれを言い訳にしていないだろうか?」と考える機会を持つべきだということです。
逆に、劣等感がポジティブな行動に結びついていることがあるとしたら、それについても分析してみてほしいと思います。
例えば僕は、もう20年以上筋トレを続けていますが、そもそものきっかけは運動能力に強い劣等感があったことです。
その筋トレの知識は仕事にも大いに役立ったし、今でも同年代の人たちに比べて健康維持ができている方だと思うので、結果的には僕の人生にとって大きなプラスになっています。
更に、リストアップした劣等感のそれぞれについて「他人を値踏みする事に使っていないか?」ということについても考えてみましょう。
劣等感を持っているというのは、逆に言えば「その事を重要視している」ということでもあります。
外見に劣等感を持っている人というのは、「人間にとって、外見は重要なものだ」という価値観を持っているということです。
それによって他人に対しても、経験が良い人を高く評価したり、そうでない人を低く評価するということがあります。
お金の事に劣等感を持っている人は、「お金を持っているかどうか」ということが人の評価に反映されやすいですし、学歴や地位に劣等感を持つ人は、地位、肩書きなどを評価基準にしてしまいやすいということです。
そして最後に、劣等感が「どんな形で幸福感と結びついているか」ということについても考えてみましょう。
既に書いたように、劣等感というのは価値観ともつながっているので、「その先にある願望」の裏返しであることが多いです。
外見に劣等感がある人は、外見が良くなって「人に愛されたい」とか、学力などの能力に不安がある人は、自分が優秀だと「他人に評価されたい」という強い動機があるということです。
経済力に劣等感を持っている人は、お金を手に入れて「不安から開放されたい」とか、お金を持っているということで「優越感を得たい」という場合もあるかもしれません。
そんな風に、自分が何を望んでいるか、どんな事に幸せを感じるかということを考える材料が得られれば、今後のために役立つ自分分析ができると思います。