・どんな夢を持っている人たちが多いのかが知りたい
・ランキングを参考にして、将来の夢や天職を探したい
こんな疑問・ご要望に対して、各ランキングの上位に入っているものを紹介していきます。
夢は人それぞれ違うものですが、ランキングで上位に入っているということは、多くの人がそれに興味関心があるということでもあります。
なので、「まだ何を目指すか決まっていない」という人にとっては、考える上でのヒントくらいにはなるでしょう。
なお、当サイトは社会人とその予備軍に当たる人たちを対象にしていますが、年齢による変化から分かることもあるので、中学生くらいのデータを含むランキングについても一応引用してみました。
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目次
なりたい職業ランキング
最初に、より具体的で分かりやすい「なりたい職業」のランキングのベスト10を紹介していきましょう。
※「中高生が思い描く将来についての意識調査2017」(ソニー生命調べ )より抜粋
ITエンジニア・プログラマーは、特に男子に人気がある職業のようです。
実際に優秀なら非常に大きなお金を稼ぐこともできますし、フリーランスとして独立もできるので、なかなか賢い選択だと思います。
パーセンテージで考えると、だいたい4人に一人くらいはIT系ということになりますね。
ゲームクリエイターなどは、実際にはブラックな職場も多いのですが、高校生くらいまでだと「好きなことを仕事に」という感覚で素直に目指せるのかもしれません(笑)。
そして、公務員や会社員という職業の順位が、年齢とともにグングン高くなっていきます。
逆にプロスポーツ選手は4位から9位に大きく後退。
このあたりで、だんだん世の中の現実が分かってくる・・・という感じでしょうか。
ちなみに、男女ともにその傾向は同じで、女子の芸能人は中学から高校になると1位から3位へ後退して、代わりに公務員が一位に浮上しています。
看護師やカウンセラー、臨床心理士のような「Weタイプ」的な職業に憧れているというのは割と昔から見られる傾向ですね。
(Weタイプと将来の夢の関係については「夢がない人向けの「人の夢を助ける」という選択【+簡易診断】」にまとめてあります。)
昔はまず無かった動画配信者がランキングに入っているあたりは、時代をよく表していると思います。
以前に代々木アニメーション学院が「YouTuber学科」を設立すると言って話題になりましたが、今後はYoutubeに限らず、インターネットで何かを配信する仕事が「職業」として広く認知されていくことになりそうです。
夢に関するランキング
次に夢に関するランキング、こっちは既に社会人になっている人が調査対象です。
※「日本ドリーム白書2018」(みずほ銀行宝くじ部調べ)より抜粋
(クリックかタップで画像ファイルが開きます)
1位が「健康な生活」というのは意外ですね。
社会人全体とすると、日本は高齢化が進んでいるので、健康に関する不安を持っている人の比率が高いのかも知れません。
2位に入っているのが「趣味に打ち込みたい」。
そして、仕事を楽しむという考えが現れるのは、ずっと下がって15位くらいです。
しかもその割合は、全体のうちのたった3.5%。
この調査結果を見る限り、日本の社会人は「仕事は仕事」として割りって、夢は趣味やプライベートな時間に叶えるものだと考えているようです。
「家族と旅行がしたい」「家族と遊びにでかけたい」という夢(?)も、かなり上位にランキングされていますね。
これがどの程度の規模の旅行や遠出なのかは分かりませんが、何となく毎日の仕事でいっぱいいっぱいで、あまりプライベートな時間が取れていない日本の労働者の状況を表しているようにも見えます。
「夢をもっているかどうか」についての調査(全体・男女別)
次に、夢を持っているかどうか?についての調査です。
※「日本ドリーム白書2018」(みずほ銀行宝くじ部調べ)より抜粋
社会人14100人を対象とした調査では、51.9%の人が持っていると回答していますので、ほぼ半分くらいが夢を持っていることになります。
性別で見ると、男性が50.1、女性のほうが53.7とやや高いです。
「夢を持っているかどうか?についての調査(社会人歴別)
最後に社会人歴、つまり社会人経験の長さによってグループ分けをしたデータを見てみましょう。
※「日本ドリーム白書2018」(みずほ銀行宝くじ部調べ)より抜粋
新社会人ではなんと7割近い69.7%が夢を持っているのに対し、社会人歴が長くなるに従ってどんどん下がり、ベテランでは50%以下という数字に。
グラフ上からはどのくらいの期間でベテランとしているのかが不明ですが、少なくともキャリアとともに「夢がない」と考えていっている人の割合が高くなることだけは間違いなさそうです。
将来の夢・職業に関する全体の傾向
男女差などはあるものの、個人的にはなりたい職業を見ても、現在の夢を見ても、「大人になるに従って夢を失っていく」というような悲しい結果に見えてしまいました。
中学生くらいの頃には純粋に「なりたい!」という思いだけで純粋に答えている人が多いですが、大人になるにつれて現実的・安定主義に変わっていく感じですね。
また、実際に社会人になると、特に仕事に夢を持っている人は極端に少なく、しかも年とともに夢そのものを失っていくという結果になっていました。
好きなことを仕事にすることを推奨している当サイトとしては、ぜひ好きなことを仕事にして、毎日を楽しく生きる「ライフワーカー」を増やしていきたいと思います。