・サラリーマンに向いてないのってどんな人ですか?
当たり前の話ですが、人には向き・不向きというものがあり、自分に向いていない分野で一生懸命努力をしたところで、努力が空回りし続けることにもなりかねません。
そこで今回は、15個の項目をチェックすることで、どれだけサラリーマンに向いていないかという指標「サラリーマンに向いてない度」を診断するしくみを作ってみました。
大切な人生の時間を、向いていないことに浪費してしまわないためにも、ぜひ一度やってみてください。
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目次
- 1 サラリーマンに向いてない度診断
- 2 「サラリーマンに向いてない度診断」各項目についての解説
- 2.1 朝起きることが苦手である
- 2.2 通勤が強いストレスになっている
- 2.3 直接人と接することが苦手
- 2.4 個人プレー好き(チームプレーが苦手)である
- 2.5 仕事以外で会社の人と関わりたくない
- 2.6 上司の理不尽な命令を我慢できない
- 2.7 無意味な習慣が受け入れられない
- 2.8 起業を考えている・会社以外で叶えたい夢がある
- 2.9 空気が読めない・読みたくない
- 2.10 電話対応が極端に苦手
- 2.11 派閥争いや出世競争に嫌悪感がある
- 2.12 非効率な業務体制にイライラする
- 2.13 評価してもらえない、評価に納得できない
- 2.14 不満を隠すのが苦手・思ったことをすぐに口にしてしまう
- 2.15 飽きっぽく、会社の仕事への興味が続かない
- 3 「サラリーマンに向いてない度診断」の結果分析
サラリーマンに向いてない度診断
それでは、診断を始めていきましょう。
直感的に当てはまるものをチェックして、最後に「診断」ボタンを押して下さい。
それぞれの項目の[解説]という部分をクリックまたはタップすると、診断機能の下にある解説に移動することができます。(飛び先で「診断に戻る」をクリック又はタップすると「サラリーマンに向いてない度診断」)のそれぞれの質問部分に戻ります。
「サラリーマンに向いてない度診断」各項目についての解説
それでは、「サラリーマンに向いてない度診断」の各項目の解説と、基本的な改善法について解説していきます。
朝起きることが苦手である
朝が苦手という人は、「生活のリズムが乱れている」とか「自己管理能力が低い」なんて思われがちですが、中には根本的な体質が「夜型」という人もいます。
そして、そういう人が無理に朝型の生活をしようとしても、ストレスが増大するだけで、仕事の効率はかえって落ちてしまいます。
しかし、一般的な会社では、どうしても「朝出勤して夕方に退社」という形であることがほとんどでしょう。
夜勤の仕事だけでどんどん出世していける会社なんてまずないでしょうから、基本的に朝が苦手な人は、サラリーマンに向いていない要素を持っていると思います。
通勤が強いストレスになっている
電車などでの通勤に対して感じるストレスも人それぞれです。
「電車通勤が快適」という人は少ないと思いますが、世の中には人混みが極端に苦手だったり、何らかの理由で満員電車に乗ることが難しいという人も存在します。
そういう人が無理にサラリーマンを続けることは、人生の質を落とすことになりかねないでしょう。
転職してリモートワークのある会社で働いたり、会社の近隣に引っ越したりすることで改善できる事もあるかもしれませんが、働き方が多様化しているこの時代に、無理をしてまでサラリーマンを続ける意味があるかどうかについては疑問が残ります。
直接人と接することが苦手
人と面と向かって話すことが苦手な、いわゆる「コミュ障」的な性質を持つ人も、サラリーマンには向いていないと言えるでしょう。
※ここでいう「コミュ障」とは医学的な診断による「コミュニケーション障害」ではなく、単に「本人に苦手意識がある」程度の状態を含めて使われる、一種の俗語です。
「対面コミュニケーションはすべての基本」的な考え方をする人は多いですが、サラリーマンにこだわらなければ、いわゆる「コミュ障」の人でも活躍できる仕事はたくさんあります。
個人プレー好き(チームプレーが苦手)である
組織の中では、自分がきちんと仕事をしていても、他人のミスによって足を引っ張られたり、逆に自分の行動が誰かの足を引っ張ってしまうようなことはよくあります。
また、個人の業務分担が曖昧だったり、仕事の成果が誰の功績なのかが分かりにくいということもあるでしょう。
それを「お互い様」と割り切れればいいんですが、チームでの仕事がやる気を低下させることにつながってしまうようであれば、サラリーマンには向いていないと言えます。
仕事以外で会社の人と関わりたくない
これは勤めている会社の社風にもよりますが、まだまだ日本の会社では「仕事とプライベートが完全に分かれている」ということは少ないと思います。
仕事以外で同じ会社の人たちと関わらなくても、さすがに会社をクビになるようなことは無いと思いますが、正当に評価されないというリスクは十分にあるでしょう。
上司の理不尽な命令を我慢できない
リーダーとしての能力が正しく評価される会社というのは、残念ながらあまり多くないと思います。
そして「嫌な上司への「役に立たない」対応方法6選」にも書いたように、十分な能力を持たない人が上司になれば、「これはどう考えてもおかしい!」という命令が出されることも当然多くなるわけです。
なので、そういうものだと割り切れないタイプの人にとっては、サラリーマンの仕事はつらいものになると思います。
無意味な習慣が受け入れられない
会社という組織の中には、形式的な名刺交換や接待業務、目的のよく分からない朝礼など、人によっては「何の意味があるんだろう?」と感じる習慣が色々とあります。
これを「文化」といえばそれまでですが、逆に「非生産的な活動」だと感じる人にとっては、時間の浪費にしか感じられないでしょう。
起業を考えている・会社以外で叶えたい夢がある
他にやりたいことがあるにも関わらず、それをやらずに惰性でサラリーマンを続けてしまうと、後で後悔することになりかねません。
本当にやりたいことを「趣味や副業でやれればいい」と考えるなら話は別ですが、独立志向を持っているなら、早目にサラリーマンを卒業する準備をするのが得策です。
空気が読めない・読みたくない
サラリーマンとして生きていくには、他人の顔色を伺ったり、その場の雰囲気を察して行動する「空気を読む」能力が必須です。
なので、その「空気」がうまく読めない人や、空気を読むこと自体はできても、それに従うのがどうしても嫌という人は、サラリーマン向きではありません。
電話対応が極端に苦手
メールやチャット、遠隔通話やメッセージアプリがこれだけ発達していても、まだまだ多くの会社では、電話がメインの連絡手段として使われています。
中には、上司への連絡をする時に「メールなどでは失礼」なんていう、よく分からないルールが存在する会社もあるくらいです。
そんな環境の中で、電話が苦手な人は、呼び出し音が鳴るたびにドキッとしたり、他人との会話を同僚に聞かれることがストレスになったりするわけです。
派閥争いや出世競争に嫌悪感がある
会社の中で、昇格していくことに「意味がある」と感じるかどうかは人それぞれです。
そして、会社の中でのランクが上がったとしても、金銭的にはそれほど豊かになれないことがほとんどです。
さらに、会社によっては、「どの上司につくか」「誰の味方をするか」が出世に影響することもあったりします。
そういう中で「うまく立ち回るのも仕事のうち」と考える人はサラリーマン向きですが、逆に「バカバカしい」と感じてしまう人は、自営業や専門職の方が適職だと思います。
非効率な業務体制にイライラする
これまた日本の会社では、今でも電子化すべきような書類をずっと紙で管理していたり、無駄に長々と会議をしていたり、何かをする度に複数の上司の承認が必要で、稟議書を回してハンコをもらうのに一苦労・・・みたいな非効率な体制が存在したりします。
こういう場合には、先進的な会社に転職するという選択肢もありますが、「自分の思い通りにやっていきたい」という人は、サラリーマン以外の仕事をしたほうが活躍できるでしょう。
評価してもらえない、評価に納得できない
日本の多くの会社では、たった一人、もしくは非常に限られた人数だけで、部下の仕事を評価しています。
なので、その評価が不平等であることもよくありますし、自分では十分に結果を残したつもりでも、偏った意見によってそれが帳消しになることも少なくありません。
そして、そういう不満は、会社が変わったり上司が変わったりしても、改善されるという保証はないわけです。
サラリーマンであり続けるためには、その状況を受け入れなければいけないということです。
世の中には「会社で評価してもらえないような人材は、どこに行っても評価されない」というような考え方をする人がいますが、これは完全な間違いです。
会社員とフリーランス、経営者では必要とされる能力が違いますし、会社と違って「特定の人に評価されなければ終わり」ではないので、サラリーマンとして全く活躍できなかった人が、独立して大きな成功を手に入れるというようなことは珍しくありません。
不満を隠すのが苦手・思ったことをすぐに口にしてしまう
会社組織というのは基本的に縦社会なので、言いたいことをズバズバ言っていたら、すぐに排除されてしまうでしょう。
会社のやり方が間違っていると思ってもグッと我慢して、黙って従わなければいけないことはよくあります。
そういう事が苦手だったり、押さえてるつもりでも態度に出てしまうような人は、あまりサラリーマンには向いていないと言えます。
飽きっぽく、会社の仕事への興味が続かない
多くの会社で求められているのは、基本的に「言われたことを言われた通りにやる」人材です。
だから、やりたいことには意欲的になれるけれど、一度興味が無くなると集中して取り組めないというような人は、サラリーマン向きではありません。
そういう人は、すべてのことを自分の責任で決められるような立場になったほうが、きっと大きな結果を残せるでしょう。
自分の裁量で仕事ができれば、興味のないことを人に任せたり、楽しいと思った仕事にどんどん挑戦していけるようになるからです。
「サラリーマンに向いてない度診断」の結果分析
診断項目は全部で15個あり「サラリーマンに向いてない度」の最低値は0、最高値は150となっています。
ちなみに、「ずっとサラリーマンでいるくらいなら死んだほうがマシ」と思い続け、数年前に独立した僕のスコアは100でした。
目安としては、半分の75を超えれば危険水域と言えるでしょう。
サラリーマンに向いていなさそうな結果が出たという場合は、少しでも充実した人生を過ごすために、色々な可能性を検討することをおすすめします。