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FXで大損した体験談-地獄のようなリーマンショックを振り返って

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FXと損失

元底辺サラリーマン、現在は独立して好きなことを仕事にする「ライフワーカー」育成のプロジェクトに取り組んでいるROCKです。
・FXって儲かりますか?
・投資で利益を出したいと思っています。

今回は、FXや株などの投資に興味を持っている人向けの話です。

僕が以前に「FXで大損した!」という話は、何度かメルマガやサイトなどに書いてきましたが、細かい経緯については説明していませんでした。

そこで今回は、どんな風に投資をした結果、どんな風に損失を出したのかというような全体の流れや、当時の僕が何を考えていたかというような裏事情について書いておきたいと思います。

「人の振り見て我が振り直せ」ということわざがあるくらいですから、今後FX(外貨証拠金取引)や株などへの投資を考えている人にとっては、反面教師として参考になると思います。

また「他人の不幸は蜜の味」という言葉もあるので、特に投資に興味のない人は、読み物としても楽しんでもらえたらと思います(笑)。

この記事についてご質問・ご意見がある場合は、記事の下部にあるコメント欄からご連絡ください。原則として24時間以内に回答を掲載させていただきます。

僕がFXを始めた理由

投資と利息

僕はリーマンショックよりも前からwebサイトの運営を副業としてやっていて、その利益を投資によって増やしたいと思っていました。

アフィリエイトを含めて、サイト運営によって得られる利益というのは「足し算」の原理で増えていきます。

毎月30万円なら、30+30+30+30・・・
という風に毎月の利益が積み重なっていく感じです。

毎月利益があれば、その分だけお金も積み上がっていきますが、増える「速度」はあまり変わっていきません。

人を雇ったり、サイトの内容を改善したりすれば、収入を増やすことは不可能ではありませんが、そのための人材を確保したり、管理する手間もかかるようになるので、そんなに急激にお金は増えていかないんです。

それに対して、FXのような投資の場合は少し事情が違います。

損をするリスクがある代わりに、うまく運用できれば掛け算でお金が増えていくわけです。

例えば、100万円が10%増えたら110万円になるだけですが、元手が1000万円なら1100万円になります。

つまり、元手が大きくなるに従って、お金が増えるスピードも加速する「掛け算」型の投資になるわけです。

僕の採用したFXの手法

瓶の中のお金

次に、僕がどんな手法を使ってFXに挑戦したのかということについて説明しましょう。

FXや株などで、最も多いのは、いわゆる「裁量トレード」だと思います。

裁量というのは「自分の意見でとりさばき、処置すること」(Google SERP(検索結果)より)。

つまり、自分が上がると思ったら買って、下がると思ったら売る、ということを繰り返すというトレード方法のことです。

これで利益を上げる人もいるにはいますが、僕は最初からこの裁量トレードを選択肢から外していました。

裁量トレードで利益を上げる人の割合というのは、せいぜい10人に1人くらいだと言われています。

裁量トレーダーの約9割は、損失になっているということですね。

そして仮に、僕がその1割の人間になれたとしても、人間の感覚なんてその場の状況で変わるから、どこかで大損することになりそうな気がしたんです。

損をして焦っている時や、利益がでて浮かれている時に、とても冷静な判断を下す自信がなかったということです。

基本、自分の能力に自信がない「チキン投資家」なんです(笑)。

僕はどちらかというと、自分に期待をするよりも、もっと確率や統計みたいなものをベースにFXをやりたいと思っていました。

そして、色々と検討した結果、僕が注目したのは「スワップ金利」によって利益を出す方法です。

FXの経験者や、これからFXをやろうと勉強している人ならすぐに分かると思いますが、FXでは金利の高い通貨を持っていると「スワップ金利」という利息を受け取ることができます。

例えば、日本円を売ってアメリカドルを買った場合、アメリカドルの金利が年2%で日本の金利がほぼ0なので、

受け取る金利(米ドル)=2%
支払う金利(日本円)=0%
トータルの金利(2-0=2%)
となって、毎年2%分の利子がもらえるということですね。

「たったの2%?」と思われるかも知れませんが、リーマンショック前の外貨の金利は今より高くて、米ドルで4~5%くらい、オーストラリアやニュージランドドルだと8%くらいあったんです。

アフリカなどのマイナーな通貨だともっと高くて、10%を超えているものもありました。

さらに、FXにはレバレッジというしくみがあって、例えば元手が100万円でも、レバレッジ10倍なら1000万円の取引ができるという特徴があります。

ドラゴンボールの孫悟空が使う「界王拳」みたいな感じですね(笑)。

レバレッジを使えば、損失もその倍率の分だけ大きくなりますが、利益が見込める方法でトレードできれば、少ない資金で大きな利益を狙うこともできる、というしくみです。

例えば年に8%の金利をもらえる外貨への取引を、レバレッジ5倍で行った場合、受け取るスワップ金利は(証拠金となる元手に対して)年に40%ということになります。
(実際にこんな事をやるのはあまりにも危険なので、あくまでも計算上の話です)

ただし、スワップ金利がもらえるとは言っても、損をする可能性は当然あります。

利率が年に数%なら、100万円の投資でもらえる金利はせいぜい数千円くらいにしかなりません。

それに対して、投資した通貨の価格が1%下がったら、それだけでマイナス1万円ですから、合計すれば赤字です。

僕はこういう事を防ぐために、複数の通貨への分散投資で対応する作戦を立てていました。

一つの通貨だけに目一杯で投資すると、その通貨が下がった時に大打撃を受けることになります。

でも、複数の通貨に分散して投資すれば、「片方が下がってももう片方が上がる」という可能性が出てきます。

もちろん両方が同時に下がる事もあり得ますが、各国の通貨というのは政治的な理由とか貿易によってお互いに影響を受けるので、そこには一定の関連性のようなものが存在します。

例えば、「A国とB国の通貨は似た動きをしやすい」とか「B国とC国の通貨は、反対の動きになりやすい」という性質があるわけです。

いわゆる「相関性」っていうやつですね。

なので、複数の通貨の相関性を分析して、うまく値上がりや値下がりが打ち消し合うように投資すれば、為替の変動による影響は0に近くなり、金利だけをうまく受け取れるんじゃないか、と考えたわけです。
(これ自体は一般的な考え方であって、僕が発案したというわけではありません)

通貨の分散投資イメージ

とはいえ、どんな組み合わせをすれば、最大の利益+最大の損失が見込めるかということは、電卓などではとても計算できません。

そこで僕は、自分で分析用ソフトを作って、実際にFXを始める前に延々と分析を繰り返していました。

その結果として、見込み利益が年間20%くらい、最大の損失は投資金額の40%になる組み合わせになる通貨の組み合わせを見つけたんです。

簡単に言うと、100万円を投資した場合、一時的には60万円くらいまで減ってしまう可能性はあるけれど、平均すると年に20万円くらいは利益になるだろう、という組み合わせです。

ちなみに、計算上ではこの「一時的60万円くらいまで減ってしまう可能性がある」が起こる確率は、だいたい50年に一度くらいというレベルでした。

というわけで、とりあえずこの方法で運用を開始することにしたわけです。

「年に20%くらい増えるのなら、数年も運用すれば、損失になる可能性はかなり低いだろう。」

その時は、そんな風に考えていたわけです。

大損して撤退するまでの経緯

ノックダウンされた人

一応、勝てる見込みの高い方法(だと思っていた)でトレードするとはいえ、そこに「すべてを掛ける」というわけにはいきません。

そこでとりあえず、投資用に確保した500万円を運用して、そこから「想定定している最大の損失である40%ダウン(-200万円)の状態になったら撤退する」というルールを決めて、運用を開始することにしました。

そして、最初のうちはかなり順調に利益が積み上がっていきました。

スワップ金利だけでなく、為替相場も利益になる方に動いていたので、数週間でだいたい30万円くらいの利益が出ていたんです。

ただ、ちょっと心配なこともありました。

それは、事前の計算では、それぞれの通貨の動きは打ち消しあって0に近くなるはずなのに、全体的に利益の方向に動いたいたということです。

「計算外のことが起こっているのかも」と思いつつ、まだ投資を開始した直後だったので、もう少しデータが揃ってから検証しようと考えていました。

しかしその後、この心配が、予想以上の恐怖に変わることになります。

利益に喜んでいた状態からたったの1週間程度で、急激に円高が進み始めたんです。

僕が持っていた複数の通貨は、それぞれバラバラの動きをしやすいものでした。

ただ、為替相場というのはそもそも米ドルを基準に計算されるので、極端に円高になると、どうしても損失が出てしまいます。

発生していた利益はわずか数日で吹っ飛び、さらにジリジリと損益のマイナスが大きくなり始めました。

職場でYahooやMSNのニュースを見る度に「円高」「米ドルが年初来安値を更新」みたいな表示を目にして、僕の胃はキリキリと痛み出しました。

家に帰って自分のFX口座にログインする時は、もう口の中がカラカラ状態。

このときは、「ポジティブになるにはどうしたらいい?5つの方法でネガティブ思考を脱出」に書いたように、毎日自分の感情を書き出して整理することでなんとか冷静さを保っている状態でした。

そんな中、どんどん円高は加速し、損失はあらかじめ限界値として設定していた-40%を記録。

そこで僕は、予定通り全部の通貨を精算して、500万円の40%である約200万円の損失が確定することになったわけです。

大損を出してしまった原因

経済的損失

当たり前というか、これは投資する段階で既に分かってはいたことではあるんですが、いくら過去に起こったことを分析しても、未来の出来事を予知できるわけではありません。

そういう意味では、最初から大きな金額を投資し過ぎていたと思います。

また、僕は途中で逃げ出したので、直接影響を受けたわけではありませんが、あてにしていたスワップ金利がリーマンショック後に大きく下がってしまったことも計算外でした。
(多くの通貨はほぼ「ゼロ金利」のような状態になり、スワップ金利狙いの投資法そのものが「オワコン」になりました)

スワップ金利の変動イメージ

想定した「最悪」を超える最悪は常に起こるわけですから、単に一つの投資法の中で複数の通貨に分散投資するだけではなく、投資法そのものについても分散すべきだったと思っています。

FX投資を経験して良かったと思えること

GOODサイン

結果的に僕は大損をぶっこいてしまったわけですが、良かったと思えることもいくつかあります。

例えば、投資する前に自分で決めたルールを守れたということです。

実を言うと、僕が泣く泣く損切りをした時点というのは、まだリーマンショックの「前フリ」くらいの段階でした。

「リーマンショック」という言葉が生まれたのは、この後さらに円高が加速して多くの会社が倒産し、経済の世界は大パニックになってからの話です。

これは後から計算して分かったことですが、もしも僕が40%の損失を出した時点で「もうすぐレートは元に戻るはずだ!」と考えて相場にしがみついていたら、見込みの損失は600万円以上になっていました。

つまり、自分で決めたルールに従っていなかったら、僕は投資資金を全額失って、さらに100万円の借金をしていたことになります。

リーマンショックは「100年に一度の出来事」だと言われています。

なので「50年に一度の損失」を計算してトレードを始めたにも関わらず、1ヶ月程度でそんな大惨事に巻き込まれた僕は、かなりアンラッキーだったのかもしれません。

それでも、最悪の状況を想定した予防策のおかげで、それ以上の損失から自分を守る事ができたのは、本当に良かったと思います。

それと、FXというのは総合課税、つまり他の所得と合算できるので、損失を出した年の所得税が安くなったのも、ちょっとだけ良かったことの一つかもしれません。

まあ、大金を失ったわけですから、当然といえば当然なんですが・・・(涙)。

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底辺サラリーマン→webビジネスを学んで独立。
現在は現在は好きなことをする「ライフワーカー」を育てるミッションを遂行中。
ハンドルネームはドランクドラゴンの塚地さん公認(笑)。

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