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ビジネスと働き方

引きこもりが仕事をする方法-脱出せずに自立する新しい生き方【年齢不問】

更新日:

薄暗い部屋

元底辺サラリーマン、現在は独立して好きなことを仕事にする「ライフワーカー」育成のプロジェクトに取り組んでいるROCKです。
・引きこもりですが、将来が不安です
・引きこもっている家族を何とかしてあげたいです

いわゆる「引きこもり」が社会問題として取り上げられる事が多くなりました。

特に最近は、若い人だけでなく、中高年の引きこもりが増えていて、高齢の両親がその生活を支えているという構造が問題視されています。

引きこもりの状態が長く続くと、色々と困ったことが出てきますが、その中でも特に大きいのが経済的な問題でしょう。

当然ですが、生活していくにはある程度のお金がかかるし、そのお金が尽きれば、生活が困窮する事になります。

それを考えると、何とかしてお金を稼ぐ必要が出てくるわけですが、引きこもりの人が仕事をしようと思っても、提案される方法は以下のようなものです。

  • まずは短時間でもいいから、アルバイトなどで「リハビリ」をする
  • 働くことの前に、矯正施設などで集団生活に慣れる

つまり、まずは引きこもりを脱出するということが前提になっていて、仕事はその後にあるという考え方です。

しかし、仕事をしたいという気持ちはあっても、その前段階である「引きこもりを克服する」ということが大きなハードルになってしまう人もいるでしょう。

そこでこのページでは、外に出て働くのではなく、自宅や部屋に引きこもったままで仕事をして、経済的に自立する方法について書いていきたいと思います。

なので、今の時点で引きこもりの状態にある人だけでなく、「引きこもっている家族がいる」という人にも参考にしてもらえたらと思います。

また、「できるだけ外に出たくない」という「半分引きこもり」の人も、全く外に出ないで仕事をするという選択肢があれば、人生のストレスを軽減するために役立つはずです。

この記事についてご質問・ご意見がある場合は、記事の下部にあるコメント欄からご連絡ください。原則として24時間以内に回答を掲載させていただきます。

引きこもりは悪いこと?

暗い部屋とパソコン

引きこもりながら仕事をする方法の具体的な解説に入る前に、このページを読んでくれている人にぜひ伝えておきたいことがあります。

それは、「引きこもり」についての考え方です。

(「方法だけ教えてよ!」という人は、ここをクリックしてもらえれば、2つ先の段落まで画面が進みます)

社会全体のイメージとしては、自宅に引きこもる人のことを、いわゆる「落ちこぼれ」のように見ていることが多いと思います。

だから、冒頭にも書いた通り「引きこもり支援」といえば、集団生活に馴染ませたり、外に出て働けるようにしたいという方法を取るわけです。

外に出て、人と関わって、額に汗して仕事をする。

そういう人が理想的な社会人で、自宅や自分の部屋にこもっている人は、そうなるためのリハビリが必要、みたいな考え方ですね。

でも、そういう考え方って、一つの固定観念に過ぎないと思うんです。

もちろん、本人がそれを望んでいるのなら、社会に馴染もうとする努力には意味があるし、既存の引きこもり支援も有効な方法だとは思います。

でも、究極的に考えれば、どういう生き方が幸せかなんて人それぞれですよね?

結婚するしないも自由だし、友達と一緒ではなく一人で遊んでもいいし、体を動かす代わりに頭を使って仕事をしたっていい。

「どう生きるべきか」なんて、他人が強制することではないでしょう。

そう考えると、本当の問題は「引きこもり」そのものでなく、引きこもる結果として、経済的に自立できなくなることだと思うんです。

生き方の問題に関しては、本人が変わりたい場合だけ変わればいいし、周りの人は本人がそう思った時に手助けをしてあげるだけでいい。

そして「引きこもりを解決する」のではなく「経済的な問題を解決する」と考えれば、焦点が明確になる分だけ、解決策も見えやすくなるのではないでしょうか。

引きこもりのように仕事をするフリーランスたち

パソコンで仕事

そして、実際のところ、フリーランスとして働く人の中には、引きこもりのような生活の中で仕事をしている人が少なくありません。

この文章を書いている僕も、まさにその一人です。

冒頭の自己紹介にもあるとおり、僕は今、独立して自営業者として仕事をしていますが、基本的に仕事のために外に出る必要は全くありません。

取材の申し込みがあったり、誰かに会いにいく必要がある場合は外出しますが、それもメインの仕事とは関係ありません。

あくまでも「気が向いたらそうする」というだけです。

純粋に本業のためだけに行動するなら、電話はもちろん、Skypeなどで人と話す必要もありません。

「仕事をください」と誰かに営業をかけたり、契約書にサインをするためにどこかに行く必要もありません。

会社員だった頃の経験や人間関係を利用して仕事をしているわけでもなく、今の仕事のためのスキルはほぼ全て独学で身につけたものです。

そして、そういう人は僕の周りにもたくさんいます。

つまり、今の時代、家にいても生活費を稼げる仕事なんていくらでもある・・・というより、むしろやり方次第では、外に出て雇われ仕事をするよりもたくさん稼げる事もあります。

もう、引きこもり=経済的に困る、という時代じゃないんです。

中には、自宅に引きこもりながらSNSでフォロワーを集めて、自分の本を出版するような人もいたりします。

例えば、「いい女.book」という本を書いた「いい女.bot」さん(ペンネーム)は、インターネットを通じて発言していたことがきっかけで、10万部以上のベストセラー本を生み出しました。

この話については、以下の動画の中でも話題になっています。※「いい女.book」に関する話は10:45くらいから

そして、実際にツイッターの「いい女.bot」さんのアカウントを見てみると分かりますが、これは若い女性が自分の外見をウリにして成功したという事例でもありません。

アカウントのアイコンは(恐らく)どこかの外国の少女の写真だし、ネット上を検索してもプライベートな情報は公開されていません。

つまり、性別や年齢に関わらず、誰でもやり方次第でこういうビジネスをすることは可能なわけです。

さすがに「ベストセラー本を出版する」というのは誰にでも出来ることでは無いかもしれません。

それでも、仕事をしてお金を得る上で、集団生活に馴染んだり、人と直接関わる必要があるという考え方は、すでに過去のものになってきていると思います。

引きこもりつつできる仕事の例

パソコンとイラスト

ここからは、家に引きこもりつつできる仕事の具体例を紹介しておきましょう。

一般的なものだけでなく、他のサイトではあまり紹介されない仕事も取り上げてみたので、ぜひ参考にしてみてください。

ライター・作家

これはその名の通り、文章を書く仕事です。

特にwebサイト用の原稿などは、常に需要があるので、未経験でも「クラウドワークス」などのマッチングサイトを使えば仕事を見つけることは可能です。

ただし、未経験で応募できる案件や、誰でも書けるテーマの記事は、単価がかなり安いので、最初はその点を覚悟しておく必要があります。

本格的に稼ぎたいのなら、ある程度実績を作ってから値上げの交渉をしたり、自分の得意な分野に特化して専門性の高い記事を書くようにすべきでしょう。

特にSEOに強い(検索に引っかかりやすい)文章が書けたりすると、価格交渉を有利に進められると思います。

また、ある程度の実績があれば、まとまった量の仕事を受注することも可能になるので、自分自身で原稿を書くだけでなく、ライターの「元締め」の仕事をするという手もあります。

つまり、まとめて請け負った仕事を他の人に回して、マージン(差額)を稼ぐということです。

こんな風に書くと、なんとなく「悪どい仕事」のように見えるかも知れませんが、管理責任を負うことで報酬を得るというのは、極めて正当な仕事だと思います。

さらに、文章を書く力が付いたら、誰かの依頼によって執筆するのではなく、自分が書いた文章をそのままお金に変える事もできます。

例えば「note」のようなサイトでは、有料記事を公開して原稿料を受け取ることができますし、amazonの「KDP」(Kindle ダイレクト・パブリッシング)で電子書籍を公開すれば、読まれた回数に応じて報酬が分配されます。

イラストレーター、漫画家、写真家

これもその名の通り、絵を書いたり、写真を撮ったりする仕事です。

最近のwebコンテンツは文字だけでは成り立たないので、画像には安定した需要があります。

マッチングサイトにもたくさんの案件が登録されているので、興味のある人は見てみて下さい。

クリエイティブ系の仕事は、ライターのような文字媒体よりも個性が出やすいので、他の人との差別化がしやすいというところがメリットです。

また、webサイトなどに掲載されたイラストがきっかけで、出版社から声がかり、本の挿絵などの仕事に結びつくこともあります。

実際に、僕が以前にwebサイトの挿絵を発注していたイラストレーターさんも、今では本のイラストを担当するようになりました。

さらに、イラストや漫画、写真は、特に仕事を受けて「依頼されたものを作る」のではなく、「素材として広く使われやすいものを作る」ということがビジネスも成り立ちやすいです。

例えば、ロゴなどを入れる余白のある写真や季節のイベントに関するイラストは素材として多くの人に使われるので、うまくいけば短い労働条件で、長い間権利収入を得ることも可能です。

必ずしも「キレイな写真が撮れる」とか、上手なイラストが描ける」必要は無いということです。

素材としての需要を見つけることさえできればお金になるので、興味があればぜひ挑戦してみてください。

有名所としては、このブログでも素材を使わせてもらっている、「Shutterstock(シャッターストック)」「写真AC」「イラストAC」「シルエットAC」(全て関連サイトです)でも、素材の投稿を受け付けています。

webデザイナー、webエンジニア

今は個人から起業まで、インターネット無しではビジネスが成り立たない時代になっています。

なので、webサイトを作るためのデザイナーやエンジニアの仕事にも、安定した需要があります。

僕の場合も、webサイトを稼働させるプログラムに修正が必要になった時は、「クラウドワークス」で人材を募集してお願いしていました。

webサイトを作成する仕事に関しても、いわゆる「雇われ仕事」の単価はそれほど高くありませんが、ライターなどの仕事に比べれば、条件は少し有利になると思います。

文章なら、内容はともかくとして「とりあえず書ける」という人はたくさんいますが、デザインのソフトを使ったり、プログラムを組むためには、ある程度の知識や経験が必要だからです。

とは言っても、一般的によく使われてる「WordPress」のカスタマイズくらいなら、独学でも十分にマスターできるので、そういう事に興味がある人には適していると思います。

動画編集者

YouTubeなどの動画メディアが市場を拡大するに従って、動画編集者の需要が増え、報酬単価も高くなってきています。

今後、次世代通信技術(5G)などの普及で、さらに動画編集の仕事は増えてくるでしょうから、今からでも挑戦する価値は大いにあるでしょう。

昔は動画編集というと、専門的で高価なソフトを購入する必要がありましたが、今では代表的な動画編集ソフトの「Adobe Premiere Pro」 がサブスクリプション契約(月額使用料だけを支払うしくみ)になったので、個人でも仕事がしやすくなりました。

基本的にはソフトの使い方を覚えればできる仕事なので、家に引きこもって行うには適している仕事の一つです。

文章や絵を書くことができないけど、PCの操作が得意という人には向いていると思います。

RMT

ちょっと変わった例として、ゲームに詳しい人のための稼ぎ方を紹介しておきましょう。

RMTというのは「リアルマネートレード」の略で、これはゲームに登場するアイテムやアカウントを現実世界のお金で売買することです。

ゲームの開発会社が反対したためか、大手のオークションサイトでのRMTはほとんど禁止されてしまっていますが、「ゲームトレード」のようなRMT専門のサイトなら運営会社が仲介してくれますので、比較的スムーズに取り引きをすることが可能です。

オンラインゲームやソーシャルゲームは大きなお金が動く分野なので、手間を惜しまずにアカウントを育てたりアイテムを収集すると、比較的簡単にお金変えることができます。

ちなみに、僕は2年ほど前に実験的な試みとして、このRMTの方法を主婦の人に教えていたことがありました。

結果としてその人は、1日に1、2時間の作業で、パートで働く場合と同じくらいの収入を得るようになったそうです。

スマホやタブレット、パソコンなどを持っていれば、特別なスキルや初期投資はいらないので、ゲーム好きの人は挑戦する価値があると思います。
(ただし、ゲームの規約に違反すればアカウントが停止されたりするリスクはあるので、その点に関しては「自己帰任で」ということになります)

eスポーツインストラクター

これを在宅で本業としてやっている人がどうかは分かりませんが、僕の知人が「お小遣い稼ぎ」としてやっているので、将来的に伸びそうな仕事の一つとして紹介しておきます。

最近は、オンラインで勝敗を決めるゲームが「eスポーツ」という一つの文化になりつつあり、テレビなどでもよく取り上げられるようになりました。

中には優勝賞金が数億円という大会があったり、高い学費を取ってeスポーツの技術を教える会社が出てきたり、eスポーツを部活にする学校も出てきたりしています。

なので、自宅に引きこもってゲームの練習ができる人は、腕を磨いて初心者にテクニックを教えたりすれば、そこから収入を得ることが出来るというわけです。

僕にこの話を教えてくれた人は、主にTwitterなどのSNSで集客をしていると言っていましたが、プレイする様子を動画などで撮って、YouTubeなどで有料で公開する方が、引きこもりの人には向いているかも知れません。

「独立型引きこもり」は引きこもり脱出の第一歩?

ドアを開ける

僕は、最初の段落で「引きこもりも一つの生き方である」というようなことを書きました。

それは僕の本心ではありますが、あくまでも個人的な感覚で言わせてもらえば、人は他人と積極的に関わったほうが、幸せになりやすいとも考えています。

しかし、本心ではそう思っていたとしても、心の傷や今までの習慣に引きずられて、なかなか行動できずにいる人も多いと思うんです。

そして、そういう人にとっても、仕事をして生活費を稼げる「独立型ひきこもり」は十分に目指す価値があると信じています。

たとえ引きこもっていても、経済的に自立することができれば、自分に自信が持てるようになり、それが他の行動の助けにもなると思うからです。

なので、引きこもりつつ将来に不安を感じているという人は、ぜひ最初の一歩として「独立型引きこもり」を目指してみて下さい。

今回のまとめ

最後に、今回のまとめです。

ポイント

  • 経済的な問題は引きこもりのままでも解決できる
  • 引きこもりを「脱出すべき」というのは一種の固定観念
  • 引きこもりのような状況で仕事をするフリーランスは多い
  • 引きこもりつつできる仕事の例
    → ライター・作家
    → イラストレーター
    → webデザイナー、webエンジニア
    → 動画編集者
    → RMT
    → eスポーツインストラクター
  • 経済的自立は引きこもり脱出の第一歩になり得る
<こんな人にオススメ>
  • 自分が何を望んでいるか、何をしたいかが分からない
  • やるべきことがあるのに、腰が重くて行動に移せない
  • 何かを始めても、すぐに挫折してしまうことが多い
  • この記事を書いた人
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ROCK

底辺サラリーマン→webビジネスを学んで独立。
現在は現在は好きなことをする「ライフワーカー」を育てるミッションを遂行中。
ハンドルネームはドランクドラゴンの塚地さん公認(笑)。

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