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引き寄せの法則の嘘-ニセ科学の悪質性について書きます【詐欺注意】

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磁石と人

元底辺サラリーマン、現在は独立して好きなことを仕事にする「ライフワーカー」育成のプロジェクトに取り組んでいるROCKです。
・引き寄せの法則って嘘ですよね?
・引き寄せの法則について教えて下さい

自己啓発に興味を持った人が、必ずと行っていいほど出会うのが、この「引き寄せの法則」という言葉です。

ざっくり一言でいうと「願っていれば望みは叶う」という話ですね。

特にスピリチュアル系の人に使われる事が多い考え方なのですが、科学者たちはこれを疑似科学、言い換えれば「ニセ科学」だと言っています。

一般論で言えば、こういう種類の話は「信じたい人だけ信じればいい」というものでしょう。

ある人は「本当だ。」といい、別の人は「嘘っぱちだ。」という。
宗教や思想というのは、基本的にそういうものだと思います。

しかし、僕はこの話に関しては、見過ごすことができない悪質な嘘を含んでいると思うので、それについて注意喚起をしておきたいと考えました。

あくまでもこのページに書くことは僕個人の考えに過ぎませんが、情報の取捨選択をする上での参考にしてもらえたら嬉しいです。

この記事についてご質問・ご意見がある場合は、記事の下部にあるコメント欄からご連絡ください。原則として24時間以内に回答を掲載させていただきます。

引き寄せの法則とは?

夜空とスピリチュアル

最初に、今回のテーマである「引き寄せの法則」というのがどこから出てきた物なのか、その中身がどんな話なのか?ということについて、ざっと説明しておきましょう。

引き寄せの法則の元ネタは、オーストラリアのテレビ作家、ロンダ・バーンという人が書いた「ザ・シークレット」という自己啓発書のようです。

この本は2006年に出版されましたが、同じ年には同名の映画も公開されています。(内容にも関連性あり)

この「ザ・シークレット」の中には、冒頭に書いたように、
「強く願い続ければ、それを引き寄せる力が発生して願いが叶う」
ということが書かれていて、それが「引き寄せの法則」として世の中に広まることになりました。

そして、なぜ願い続けると物事が思い通りになるのか?ということを簡単にまとめると、以下のようになります。

  • この世に存在する物質は全て波動の性質を持っている
  • この波動の性質は、量子力学の中で科学的に証明されている
  • 人間の思考も、同じく波動を持っている
  • 強く願い続けると、その波動が宇宙にも伝わる
  • 同じ周波数を持っているもの同士は共鳴する
  • 宇宙のしくみや共鳴によって、望んでいるものを引き寄せる
  • だから、お金持ちになりたいと思えばそうなる
  • 宝くじが当たる事を願えば、本当に当たる
  • 本来なら助からない病気からも回復することができる

どうでしょうか?(苦笑)

あまりのトンデモ理論に、吹き出しそうになっている人も多いかも知れませんが、まずはこの話に含まれている「嘘」について、一通り指摘しておきたいと思います。

引き寄せの法則の嘘その1:量子力学とは無関係

量子

最初に否定しておきたいのが、量子力学と引き寄せの法則の間には、科学的に考えれば何の関連もないということです。

もしかすると、スピリチュアル系の人たちは「量子力学」と言えば、多くの人はよく知らないないから「テキトーにごまかせる」と思っているのかも知れません。

でも、少しでも科学の知識がある人なら、そんな嘘は鼻で笑って聞き流すでしょう。

確かに量子力学の中では、物質を構成する粒子が「波動性を持っている」という話が出てきます。

しかし、これは電波とか脳波のようなものとは全くの別物です。

文字で書けば場合に同じになるというだけで、違う物を表している言葉なんです。

極端に言えば、お菓子の最中(モナカ)と、何かをしている最中(さいちゅう)を同じだと言っているようなものです(笑)。

つまり、引き寄せの法則の話をする上での「波動」の存在が「科学的に証明されている」というのは完全な嘘です。

これは事実に反しているので「信じるのは勝手」という問題ですらありません。

もちろん頭の中で勝手に信じているだけなら、他人がそれを制限することはできません。

しかし、事実と違うことを他人に説明すれば、その人は「嘘つき」です。

「思考が他のものと共鳴する」とか「波動が宇宙に伝わる」という話についても、それを「波動の存在が科学的に証明された」ことと結びつけて話したとしたら、やはり嘘になると思います。

一応、人間の思考に、何かを引き寄せる波動としての力が「無いと証明された」わけではないので、その点に関しては個人的に「信じる」のは自由だと思います。

それでも、他人にそういう話をするのであれば、あくまでもそれが「一部の人にそう信じられているだけ」のものだという事を付け加えるべきでしょう。

引き寄せの法則の嘘その2:屁理屈でごまかす人たち

事実と嘘

まともな判断能力がある人なら、前の項目に書いた引き寄せの法則の話を、そのまま信じるようなことはまず無いと思います。

しかし、いわゆる「スピリチュアル」系のカウンセラーやコーチは、この話をちょっとマイルドにアレンジして使っていることが多いです。

例えば、いかにもうさん臭い「宝くじが当たる」とか「不治の病が治る」という話はせずに、波動の話や「強く願えば宇宙がそれを叶えてくれる」という事だけを説明したりします。

そして、「私は強く願っても叶いませんでしたよ。」というと、以下のような屁理屈でごまかしにかかります。

  • 「それは、まだ願いの強さが足りないからです。」
  • 「それは、あなたの心からの願いではないからです。」
  • 「全てを宇宙にまかせるのではなく、自分でも努力をしなくてはいけません。」
  • 「願ってもすぐに叶うとは限りません。時間がかかる場合もあります。」

もともと何の根拠もない事を言っているわけですから、いくらでも理由をあと付けできるわけです。

こういう屁理屈の中でも特にズルいと思うのが「自分でも努力が必要」という話です。

自分自身でも行動する必要があるんだとしたら、仮にその願いが叶ったとしても、「引き寄せの法則」の効果がどれくらいだったのかは判断しようがありません。

その部分は「考え方次第」ということになり、好き勝手にこじつけることが可能になるわけです。

引き寄せの法則の悪質性について

ガスマスク

引き寄せの法則に科学的な根拠がないとか、嘘だという話をすると、
「考え方は自由だから、信じたい人だけ信じればいい。」
とか、
「たとえ嘘であっても、信じた人が幸せになれるならいい。」
という考え方をする人がいます。

確かに、何をどう考えるかは人それぞれで、自由なものだと思います。

そして、世の中には人を思いやる嘘もあれば、人を幸せにするための嘘もあるかも知れません。

でも、あえてはっきり言っておきます。

考え方が自由だからといって、何の根拠もないことを、真実として人に伝えることは害悪になる場合があります。

特に、それがビジネスに関係している場合には注意が必要です。

例えば僕が、その辺に転がっている石ころを拾って「これは神の石だ」と言って、誰かに100万円で売ろうとしたらどうでしょうか?

もしも僕が、たくみな話術でそのことを説明したとしたら、感受性の強い人はその話を信じて、100万円を支払ってくれるかもしれません。

でも、それは許されることでしょうか?

中には「お互いに納得していればOK」という人もいるかもしれませんが、僕はこういう取り引きには問題があると思います。

「信じることは人それぞれ」とか「お互いが納得すればいい」というルールで全てが許されてしまうと、カルト宗教のような、人に害を与えるものの存在を助けることになりかねないからです。

こういう話になると「法的に問題がなければいい」と考える人もいると思いますが、事はそう単純ではありません。

悩みに追い詰められている人や、感受性の強い人におかしなことを教えると、そういう人たちは「本人の意志で」危険な行為に走ることもあり、それを違法だと判断することは難しいからです。

実際に、引き寄せの法則の元になった「ザ・シークレット」の自己啓発イベントの中では、負傷者や死亡者も出ています。

『ザ・シークレット』の教えの指導者ジェームス・アーサー・レイは、参加者に36時間の断食をさせ、そのあとネイティブ・アメリカンの儀式を真似た子宮を模した高温の蒸気サウナに入れ、心身の結合と魂の浄化を図るという高額イベント(1週間で9,695ドル)を主催したが、狭いサウナに寿司詰めにされた参加者の多くが体調を崩し、18人が負傷、3人が死亡した。レイはサウナで参加者が崩れ落ち嘔吐している間も、ロッジ内にとどまるよう急き立てたという。レイは管理責任を問われ、過失致死で逮捕・起訴されたが、不幸な事故であり責任はないと無罪を主張している。
参照:ザ・シークレット(Wikipediaより)

日本では、オウム真理教というカルト教団が、毒ガスで多くの人を殺傷するという悲惨な事件が起きましたが、信者の中には事件に直接関わっていない人たちもたくさんいたでしょう。

そして、教団の活動や毒ガスを作るための設備の建設にかかった数十億というお金の中には、悪意を持たずに「ただ信じただけ」の人たちの財産も含まれているわけです。

ちなみに、「引き寄せの法則」という話は、いわゆるマルチ商法の人たちが大好きな話の一つでもあります(笑)。

本当の引き寄せの法則とは?

山の上の人

さて、さんざん「本当の引き寄せの法則は嘘だ!」というような話を書いてきたわけですが、実を言うと僕自身は「強く願う」ことには、望んでいる結果を引き寄せる力があると思っています。

これは、科学的に根拠のある話ではなく、あくまでも僕の主張です。

その理由はとても単純で、本人が強く願って達成することを信じていれば、自然とそれに向かって行動しやすくなるからです。

また、ポジティブな考え方や態度を持って行動していれば、他人にも助けてもらえるようになるでしょう。

もしかしたら、そういうことの裏にも「波動」が関わっているのかもしれませんが、どんなにそれを信じてみたところで、証拠がなければただの「仮説」に過ぎません。

そして、仮説に関しては、それが仮説だという事をきちんと説明しておかないと、嘘と同じように人に迷惑をかける危険もあるでしょう。

変な話に騙されないためにも、「そう思える」ということと「科学的根拠がある」ということは、区別する努力が必要だと思います。

今回のまとめ

最後に、今回のまとめです。

ポイント

  • 「引き寄せの法則」は無関係の話を「科学的根拠」としている
  • 一部の人たちは、口先のごまかしで引き寄せの法則を利用している
  • 根拠のない事を真実だと主張する行為は、人に害を与える事がある
  • 真の「引き寄せ」とは、願いを実現させようと努力すること(当サイトの主張)
<こんな人にオススメ>
  • 自分が何を望んでいるか、何をしたいかが分からない
  • やるべきことがあるのに、腰が重くて行動に移せない
  • 何かを始めても、すぐに挫折してしまうことが多い
  • この記事を書いた人
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ROCK

底辺サラリーマン→webビジネスを学んで独立。
現在は現在は好きなことをする「ライフワーカー」を育てるミッションを遂行中。
ハンドルネームはドランクドラゴンの塚地さん公認(笑)。

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