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自分を変える方法をネット検索しても役に立たない理由

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自分を変える方法をネット検索しても役に立たない理由

元底辺サラリーマン、現在は独立して好きなことを仕事にする「ライフワーカー」育成のプロジェクトに取り組んでいるROCKです。
・今の自分を変えるための方法を知りたい
・自分を変えたくて色々試しているけど変われない

今回はこういう悩みを持つ人達に向けての注意喚起というか、ネット検索で情報収集する場合の問題について書いておきたいと思います。

このサイト上でもさんざん書いてきましたが、昔の僕は何をやろうとしても計画だおれの「0日坊主」で、そんな自分を変えたいと思い続けていました。

必死にもがき続けたこともあって、今では多少は成長できたし、やろうと決意したことを少しずつ実行できるようになってきたと思います。

このブログを書いているのも、その経験を色々な人と共有したいと考えたからです。

一応、人に対して情報を発信するという立場なので、常にアンテナを張るようにはしているんですが、最近はネット検索をしていると「なんだコレ?」というページに出会うことが増えてきました。

もちろん感じ方は人それぞれとは思いますが、これから「自分を変えたい」と思っている人が変な情報に惑わされてしまうといけないので、僕が「なんだコレ?」と感じる理由と注意点についてシェアさせて下さい。

この記事についてご質問・ご意見がある場合は、記事の下部にあるコメント欄からご連絡ください。原則として24時間以内に回答を掲載させていただきます。

自分を変えるために「役に立つ情報」とは何か

自分を変えるために「役に立つ情報」とは何か

今は何でもネット検索の時代ですから、何らかの問題にぶつかったり、やりたいことがあったら「まずはネット検索」というのが普通の流れだと思います。

何と言っても、本を読んだり人に話を聞きに行くよりも圧倒的に早いですからね。

僕ももちろん例外ではなくて、知りたいことがあったらまずはネットで検索します。
他の形で情報収集したり問題を解決しようとするのはその後の話です。

そんなネット検索をする上で、僕が「自分を変える方法」を探すとしたら、役に立つのは次の2つのうちのどっちかに該当するものでしょう。

  1. 「自分を変えたい」と悩んで実際に行動した人の体験談
    (成功・失敗両方に意味があると思います)
  2. カウンセラーやセラビストなど「自分を変えたい」人を助けるための専門知識を持つ人の記事

ちなみに僕の場合は、基本的に「1」の立場で情報発信をしています。

それに加えて、ここ数年は相談を受けたり人のサポートする仕事をしているので、少しだけ「2」の要素が入っているという感じでしょうか。

「大人の事情」で作られる「自分を変える方法」の記事

「大人の事情」で作られる「自分を変える方法」の記事

しかし、最近は上の2つのどっちにも当てはまらないタイプの情報が、ネット上にどんどん増えている気がします。

それが「「自分を変える方法」というキーワードで記事を書いてね。」という依頼を受けたライターさんによる記事です。

念の為に言っておきますが、僕は別に「文章を書いて報酬を得る」というライターさんの仕事を否定するつもりはまったくありません。

僕自信が仕事としてライターさんに記事の発注をしていたこともありますし、今でもプロのライターさんが書く記事を読んで、
「うまいなぁ、こんなの僕には一生書けそうにないな。」
と思ったりします。

でもそれは、ちゃんとプロとしての知識や経験がある人が文章を書いた場合の話です。

最近は、企業が自社のwebサイトの記事数を増やそうとして、素人同然の人を安い値段で雇って、ライターとして記事を書かせる事が増えているんです。

そして、そういうライターの人たちの多くは、「1文字◯円」とか、「3000文字以上の記事をお願いします」という条件で仕事を受けています。

つまり、短い時間でたくさんの文字を書けるほど「稼げる」事になり、逆に時間をかけてゆっくり勉強や取材なんてしてたら、収入は減っていくことになります。
(※質の良い記事を書けば報酬が上がるというケースはかなり少ないです)

さらに「特別な経験は無いけど、収入のためにライターの仕事がしたい!」という人はたくさんいるので、ほとんどのライター希望者はジャンルを選びません。
不得意だろうと興味が無かろうと、依頼されたらそのジャンル・テーマの記事を書いて納品するんです。

これは、学校の宿題などでやらされる「読書感想文」をイメージすると分かりやすいでしょう。
「本気でこの本の良さを伝えよう!」なんて生徒はまずいないし、やったとしても大して得にはなりません。

「とりあえず文字数を稼いで、原稿用紙を埋めて提出すればいいや。」
と考える人が圧倒的に多数派です。

100%とは言いませんが、単価の安いライターさんの仕事も、極端に言えばそれと似たようなものです。

そんな風にして、テキトーにネット検索で拾ってきた情報を寄せ集めた、うわべだけの言葉が並ぶ長~い記事が出来上がります。

結果として、検索結果に並んでいる、
「簡単に自分を変える◯つの方法、これで全てが解決!」
なんていうタイトルをクリックすると、例えば次のような項目がならんでいたりするわけです。

  • 自己啓発書を読んだら、ちゃんと行動に移そう
  • 周りの目を気にしないようにしよう
  • まずは強い意志を持つようにしよう
  • 自分を認めてあげる事からはじめましょう

いや、間違ってはいないですよ。
どれも、自分を変えるためには大切なことです。

でも「自分を変えたい」と思ってる人は、それができないから悩んでるんですよね?

本を読んだら、ちゃんとその内容を実行できる人になりたいし、
周りの目よりも自分の意思で行動する人になりたいし、
ちょっとやそっとでへこたれない強い意志を持っていたいし
自分を認めてあげたいとも思ってる。

そういう人に対して、いきなり「そうなりましょう」っていうのは、お金が無くて困ってるに、
「まずは年収1000万稼ぎましょう!」
って言ってるのと似たようなものじゃないですか。

最終的に目指すところは同じだったとしても、その難しいことをどうやって現実にしていくのか、何から始めれば無理なく行動できるのか、そういうことが抜け落ちていたら、その情報には何の意味もないと思います。

「共感できるかどうか」に注目

「共感できるかどうか」に注目

生き方や人生観のような大きなテーマについて勉強するときには、相手の話す言葉を聞いたり、文章を読んだ時に「共感できるかどうか」ということがとても重要だと思います。

共通点が多い人の言葉の方が心に響きやすいし、素直に理解しやすい分だけ、納得して行動に移せるからです。

セラピストやコーチのような専門家でも、優秀な人はちゃんと相手の気持ちを考えて言葉を選びます。

そういうプロの人達は、何よりも相手との信頼関係(「親和関係」や「ラポール」と呼ばれるもの)をつくることに集中して、具体的な「◯◯をしましょう」という話が始まるのはその後です。

共感できない人の話は真剣に聞けないし、仮に一生懸命聞こうとしても、どうしても表面的になってしまうものです。

「変われない人が持つ◯つの特長」とか「今すぐ変わるための◯つの方法」みたいなキャッチーな(人目を引く)タイトルの記事を見つけたとしても、それがただ一般的な知識だけが書かれているようなページだとしたら、さっさと閉じて他のサイトに移動しましょう。

一番危険なのは、ネットに書いてある方法に挑戦して、
「自分を変えようと思って本を読んだけど何もできてない、なんて私はダメなんだろう・・・」
と自己嫌悪してしまうことです。

薄っぺらな「自分を変える方法」にも書いてあるように(笑)本来なら「自分を認めてあげる」ことから始めるべきなんですから、自己嫌悪や自己批判をすると逆効果になってしまいます。

「自分を変えよう」と考えている時点で、君は向上心のある真面目な人であるはずです。
仮に今、変わろうとする努力が結果にあらわれていなかったとしても、現状に満足していないなら必ず解決策はあります。

できないことを嘆くのではなく、小さくてもいいからできることを少しずつやっていきましょう。

具体的に何をどうすればいいかについては、このサイト上にもたくさん情報がありますし、コメント欄でも質問を受け付けていますので、いつでも気軽に書き込んでみて下さい。

今回のまとめ

それでは、今回のまとめです。

ポイント

  • 自分を変えるために役立つのは、体験談か専門知識
  • ネット上には「素人がかき集めた情報」が多い
  • 共感できない小手先のノウハウは無視してOK
<こんな人にオススメ>
  • 自分が何を望んでいるか、何をしたいかが分からない
  • やるべきことがあるのに、腰が重くて行動に移せない
  • 何かを始めても、すぐに挫折してしまうことが多い
  • この記事を書いた人
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ROCK

底辺サラリーマン→webビジネスを学んで独立。
現在は現在は好きなことをする「ライフワーカー」を育てるミッションを遂行中。
ハンドルネームはドランクドラゴンの塚地さん公認(笑)。

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