・仕事中の待機・時間の暇つぶしを探している
こんな人に向けて、会社で暇な時間を利用して副業をしている人の事例を紹介したいと思います。
会社に勤めていても、「仕事が暇だ」と感じている人は意外といるものです。
僕自身、以前に社内システムの保守の仕事をしていた頃は、「トラブルが起こらない限り待機」という時間がかなりありました。
また、仕事の内容によっては、工事や作業の「立会い」だけのために特定の場所に居続けなければいけなかったり、移動時間が非常に長いという場合もあるでしょう。
仕事中ではあるものの、暇を持て余しているという状況です。
そんな場合は、暇つぶしと実益をかねて、副業をすることを検討するのも面白いかも知れません。
会社勤めをする人が副業をする場合、どうしても「時間との戦い」になってくるので、暇つぶしの時間をそれに当てられるという人は、その有利な立場をフルに活用できるはずです。
なお、社内規則で副業が禁止されているという場合は、事前に「副業禁止っておかしくない?法的根拠・判例などを調べてみた」のページを読んでおくことをおすすめします。
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目次
「暇な時間副業」の基本戦略
今は、個人でもブログやwebサイト、SNSや課金可能なコンテンツ配信サービス(NOTEなど)を利用して、気軽に副業ができる時代です。
つまり、資金が全く無い状態からでも、自分の頭の中にある情報を何らかのコンテンツ(文章や映像、プログラムなど)にするだけで、収入が得られるということです。
だから、会社に勤めている人でも、暇な時間を有効活用すれば、副業によってお金を稼ぐことは十分に可能です。
また、本格的に副業をやっていくだけの時間が取れなかったとしても、会社にいる間に発生する細切れの暇な時間を、副業のための準備に使うことはできるでしょう。
「そんなの、特別な知識とか経験がないと難しいんじゃないの?」
と考える人も多いと思いますが、決してそんなことはありません。
実例については詳しくは次の項目で紹介しますが、特別な専門知識やスキルなどを持っていなくても、副業で稼いでいる人はそこら中にいます。
こういう話をすると、
「会社での勤務中に副業なんてけしからん!」
と言われるかも知れません。
確かにそれはその通りなんですが、実際に会社で働いている人の中には、自分の仕事が暇だからと同僚と無駄話をしていたり、パソコンでネットサーフィンしている人は非常に多いものです。
僕が担当していた「システムの保守」の中には社内ネットワークの監視も含まれていましたが、残念ながら仕事をしているよりも暇つぶしをしている時間の方が長い、という人がたくさんいました(笑)。
「仕事しているフリ」をして暇つぶしするくらいなら、その時間を他の事に使ったとしても大きな差はないと思います。
むしろ、副業の内容によっては、本業に役立つ知識がつくような事もあるので、ゲームなどで暇つぶしをしているよりは、会社にとっても有益だと言えるのではないでしょうか。
暇な時間を活用した副業の実例
参考までに、僕が知っている「暇つぶし副業」の例をいくつか紹介しましょう。
暇つぶし副業の事例1:営業ノウハウの販売
ある僕の友人は、いわゆる飛び込み営業の仕事をしていましたが、社外に出ると時間が自由になるという立場を利用して、勤務時間内に「飛び込み営業初心者用マニュアル」を作りました。
彼の営業成績は「中の上」くらいでしたが、そのマニュアルの販売で、毎月5万円から10万円近い副収入を得ていたとのことです。
暇つぶし副業の事例2:ライティング作業の請負
僕の知り合いの起業家が運営するオンラインの塾に参加していた、ある事務員の女性は「繁忙期以外は非常に暇」という仕事の性質を利用して、会社での仕事の合間にライティングの仕事をしていたそうです。
具体的には、外注ライターを募集するアウトソーシングサイトに応募して仕事を受注し、指示されたテーマに従って決まった文字数の記事を作成することで報酬を受け取っていました。
暇つぶし副業の事例3:旅系ブログの運営
あるブログの運営者さんは、人事の仕事で全国にある支社の間を移動することが多かったため、個人ブログに旅のノウハウや、ターミナル駅のグルメ情報などの記事を載せて副収入を得ていました。
収入は「お小遣い程度」だったそうですが、移動中に原稿を執筆できるので、家での作業はほとんど必要無かったらしいです。
暇つぶし副業のパターン
仕事の内容や、暇な時間が発生する頻度、長さ、環境によっても変わってくると思いますが、会社での暇な時間を副業に活かす場合、大きく分けると以下の2つのパターンになると思います。
- 自分自身でビジネスモデルを作る
- 外注したいという人の作業を請け負う
これらについて、もう少し説明していきましょう。
自分自身でビジネスモデルを作る
これは、ブログやwebサイトを運営するなど、自分自身で収入源を作る方式です。
誰かの注文を受けて仕事をするわけではないので、締切がない上にテーマも自由ですが、その分「確実に収入になるとは限らない」というデメリットもあります。
さらに、収入になったとしても、一定の金額になるまでには時間がかかるので、根気よく物事を続けられる人でないと、すぐに挫折してしまうでしょう。
ただし、一度お金が入りはじめてしまえば、作業時間が少なくなっても一定の収入を維持しやすいというメリットもあります。
外注したいという人の作業を請け負う
作業量に応じて確実に収入を得たい場合は、「クラウドワークス」や「ランサーズ」というような、「仕事を依頼する」側と「仕事をする」側をつなげてくれるサービスを使って仕事を請け負うのが手っ取り早いです。
初心者の場合は仕事の単価が安くなってしまうかも知れませんが、何度も仕事を受注して経験を積めば、それだけで生活していくレベルの収入を得ることも十分に可能です。
また、仕事の種類に関しても、ライティングやイラストの作成、プログラミングやコピーライティングなど、かなり色々な募集があります。
ただし、作業時間が取れないと、その分だけ収入が減るという欠点もあります。
仕事と関連することをやるのがベスト
仕事中に副業をしたり、その準備に時間を使う場合に最も理想的なのは、会社での仕事と関連したテーマの副業をすることだと思います。
例えば、経理の人が仕事中に会計の本を開いてても、サボっていると言われたり、怒られたりするリスクは少ないでしょう。
以前に僕が知り合ったあるサイトのオーナーさんは、会社員として総務の仕事をしていましたが、在職中に社会保険労務士の資格を取って、その資格をサイト運営の副業にも活かしていました。
その人は会社で暇な時間ができるとインターネットで法律関係のサイトを見たりして勉強していましたが、その内容は会社での仕事にも直接関係するものなので、
本業にも役立つ + 怒られない + 副業のための準備になる
という理想的なテーマだったわけです。
(さらに、その会社では資格手当も支給されていたそうです)
色々な意見があるとは思いますが、少なくとも暇な時間をネットサーフィンで潰してしまうよりは、ずっと有意義なやり方だと思います。
パソコンが使えない「暇な時間」の使い方
今の時代、手軽に副業をしようと思ったら、何らかの形でパソコンを使う場合が多いと思います。
しかし、職場によっては、セキュリティー強化のためにパソコンの使用方法が制限されていたり、そもそもパソコンそのものが使えないという状況もあるでしょう。
そういう場合は、ちょっと原始的ではありますが、ノートやメモ帳を使って作業をするという手もあります。
実際のところ、インターネット上で公開する原稿を作るにしても、YouTubeなどの動画を撮るにしても、最も時間がかかるのは「何をネタにするか」「どういう構成にするか」という「設計」の部分になります。
だから、仮に仕事中の暇な時間に使えるのがペンとメモ帳だけだったとしても、その設計をメモ書きで作成しておけば、残りの作業を家に帰ってから済ませることで、十分に時間を活用することができるはずです。
ちなみに僕が会社員だった頃の同僚の一人はブロガーでもありましたが、打ち合わせなどの合間に待ち時間ができると、いつもノートを取り出しては、手書きでブログ原稿の下書きをしていました。
暇つぶし副業で絶対にやってはいけないこと
言うまでもないことですが、そもそも会社での勤務時間中に仕事以外の何かをするというのは、決して褒められるようなことではありません。
なので、実行する場合はあくまでも「自己責任で」という話になりますが、一応最後に「絶対にやってはいけないこと」について書いておきたいと思います。
情報漏えいの可能性があることをしない
会社の内情や、取引先、顧客の情報を漏らす可能性のあることは絶対に避けるようにしましょう。
アフィリエイターの中には、自分が運営するブログに会社での出来事を書いたことが原因で、身元がバレて会社をクビになったという人もいます。
また、直接的に情報を書き込まなかったとしても、自分で撮影した写真に移っている物や背景、服装などから個人が特定されてしまう場合もあるので、神経質なくらいに注意深く行動すべきだと思います。
副業をしていることを一切口外しない
会社に勤めている人の場合、自分が副業をしていることを会社の同僚などに話すのは、絶対にやめたほうがいいです。
周りに副業していることが知られれば、暇な時間の「内職」は当然やりにくくなるでしょう。
また、仮に何も悪いことをしていなかったとしても、ミスでもしようものなら「あいつは副業なんかやってるから、会社での仕事に身が入らないんだ」なんて思われてしまうのがオチです。
今回のまとめ
最後に、今回のポイントをまとめておきましょう。
ポイント
- 会社での仕事が暇であることを利用して副業をする人もいる
- 「暇つぶし副業」のパターンは大きく分けて2つ
1.自分自身でビジネスモデルを作る
2.外注したいという人の作業を請け負う - 本業に関連したテーマを扱うのは、暇つぶし副業として理想的
- 手書きのノートやメモでも、副業に役立てることは可能
- 暇つぶし副業をする場合には、情報漏えいに最新の注意を払うこと