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ライフワーカー育成プロジェクト

行動力と継続力

簡単なことができない・続かない本当の理由とは?

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簡単なことができない・続かない理由

元底辺サラリーマン、現在は独立して好きなことを仕事にする「ライフワーカー」育成のプロジェクトに取り組んでいるROCKです。
・簡単なことをやろうと思っても、なぜか実行できない
・すぐにできるような事が、なぜか長続きしない

こんな風に悩んでいる人に、ぜひ知っておいてほしいことを書きます。

一つ一つは簡単な事だったり、小さな努力でできる事でも、それを毎日続けていると大きな効果になるものは多いですよね。

例えば、細切れの時間にちょっとした運動をするだけでも、ダイエットには効果があると言われていますし、一日に数個の英単語を覚えるだけでも、長く続ければかなり英語力が上がります。

でも、いざそういう簡単なことをやろうと決心しても、なぜか実行できない、続かないという人の方が圧倒的に多いんです。

そして実は、これを繰り返していると、「簡単なことなのに行動に移せない」「すぐにできるようなことなのに続かない」という問題はさらに深刻化していくことがあります。

この点について、自称「三日坊主克服の専門家」である僕が、その理由と原理を解説していきたいと思います。

この記事についてご質問・ご意見がある場合は、記事の下部にあるコメント欄からご連絡ください。原則として24時間以内に回答を掲載させていただきます。

「簡単なこと」になるのは習慣化ができてから

「簡単なこと」になるのは習慣化ができてから

テレビの健康番組やバラエティー番組なんかを見ていると、
「1日10分、簡単な体操をするだけで正しい姿勢が身につくんです。」
みたいなものが紹介されている事ってよくありますよね。

「1日10分の簡単な体操」

確かに言葉だけを見れば、忙しい人でもできる範囲の事に思えます。

いや、できる・できないという話で言えば、一日10分の体操が「できない」なんていう人はまずいないでしょう。

腕を骨折しているとか、寝たきりで動けないとか、そういう特別な事情でもない限り、やろうと思えばできるはずですよね?

でも・・・

実際には、たとえ簡単なことでも、考えた内容を実行に移して、さらにやり続けるというのはかなり難しいんです。

仮に「姿勢を治さないといけないなぁ。」と自分で思っている人が、その「10分間の体操」テレビでを見たとしても、たぶん実際にやってみようとするのは数人に一人くらいでしょう。

その場でやってみる人はまだいい方で、
「後で時間があったらやってみよう。」
なんて考えて、そのまま忘れてしまう人もたくさんいるんじゃないでしょうか。

さらに、効果が出るまで続ける人となると、その数はガクンと減って、「やってみた」うちの10人に一人いればいい方だと思います。

結果として、この「誰でも簡単にできる」レベルの体操を実行できるのは、数十人に一人とか、下手をすれば100人に一人以下になってしまうはずです。

これは、やることの内容が難しいからではありません。

何か別のこと、例えば「5分間の瞑想」でも「7分間の勉強」に挑戦したとしても、結果は同じでしょう。

単に、人間はとことん習慣に流される生き物なので、新しい習慣はなかなか身に付かないというだけの話です。

この「習慣に流される」という性質は、無意識(潜在意識レベル)のレベルで起こるものなので、かなり厄介なものです。
(潜在意識の影響については「三日坊主の根本的な原因と3つの特徴を説明します」で詳しく説明しています)

実際のところ、この性質の影響によって、とても多くの人が行動できずにいます。

例えば、社会人として働いている人に
「今の働き方に満足していますか?」
というと、満足しているという人はごくわずかです。

「資格などを取ってもっと良い条件の仕事につきたい。」
とか
「将来的には自分の会社やお店を持ってみたい。」
というような希望や夢を持っている人も多いです。

また、会社や収入などの条件に大きな不満はなくても、
「英語を話せるようになりたい。」
とか
「投資の勉強をしてみたい。」
というような興味を持っている人はたくさんいるでしょう。

でも、そのために今、何をしているのかというと、ほぼ全員に近い人が
「何もしていません。」
「今はまだ検討中です。」
と答えます。

そしてそういう人たちは、たまに本を読んでみたり、ネット検索したりして情報を仕入れることには熱心ですが、それ以上先にはなかなか進めません。

結果として、将来のための計画はずっと「検討中」「保留中」のままなんです。

「時間がない」ということを言い訳にする人もいますが、少なくとも僕は本当に「勉強する時間がない」という人に一人として出会ったことがありません。

一日の時間の過ごし方を細かく記録してみるとよく分かりますが、年間365日、月の労働時間が350時間というような人でも、その気になれば時間を捻出して勉強しています。

逆に「時間がない」という人は、単に今までの生活スタイルを崩そうとしません。

そういう人たちは、

  • いつもの時間まで寝ていたいし、通勤中はいつものようにスマホのゲームをしたい
  • お昼は友達と馴染みのお店で食べたいし、仕事が終わったら少しくらいはテレビをみながらのんびりしたい
  • 時々は仲間と飲みに出かけたいし、週末は遅くまで寝ていたいし、家族と買い物したりする時間もほしい

という風に「今の生き方を変えない」ことを前提にしているから「時間がない」と言っているだけです。

だから、その考え方に変化がない限り、一生「時間がない」状態で過ごすことになるでしょう。

こんなことを言うと僕が「行動できない」人たちのことを「ダメ人間だ」と見下しているように聞こえるかもしれませんが、決してそういうわけじゃありません。

繰り返しになりますが、僕が言いたいのは、それが人間の基本的な性質だということです。

「たったの10分○○するだけ。」
「誰でも簡単にできる。」
という言い方をする人は多いですが、それをそのまま信じてはいけません。

たとえ数分程度でできることだったとしても、それをやるのが本当に「簡単」になるのは、習慣として身についてからの話です。

自分をの力を信じることは大切ですが、根拠もないのに何かが「できる」と思い込むのは「自信」ではなくて「妄想」です。

本来なら、できる範囲のことからちゃんとステップを踏んで、能力を高めていく必要があるわけです。

簡単なことができない」と考えることの落とし穴

簡単なことができない」と考えることの落とし穴

そして、実際には難易度が高いことを「簡単にできる」と考えていると、そのことがさらに厄介な問題を引き起こす場合もあります。

「これくらいなら自分にも続けられそうだ。」
「やる気さえあれば絶対にできるはずだ。」

そんな風に考えていたのに、結果として失敗続きだったとしたら、どんな気持ちになるでしょうか?

「自分はなんてダメなんだ。」
「こんな簡単なことすらできないのか・・・。」

そんな風に自己嫌悪するようになったり、自分への評価が下がる結果にもなりかねません。

こんな事を言うと大げさだと思われるかもしれませんが、
簡単なことだからできるはず→ 実際にはできなかった
という事を繰り返していると、本人は意識していなくても、少しずつ心の中で「自分への不信感」が大きくなっていくんです。

僕は今までに何千回という単位で、そういう人たちの相談に乗ってきました。

そして、そういう人たちに必要なのは、まず現状を正しく理解することだと思っています。

だから、何よりもまず
「行動を変えることは、難しくて当たり前なんだ。」
ということを、絶対に忘れないで下さい。

すごく簡単なことですら、最初はうまくできない。それが当たり前なんです。

ただし「最初は」できないということは、言い換えれば「経験を積めばできるようになる」ということでもあります。

それが理解できれば「今」自分自身がそれをできないのは、才能や性格の問題ではなくて、何よりも「トレーニングをしていないからだ」と考えることができるはずです。

そうやって、まずは問題を正しく理解しないと、スタートラインにすら立てないままウロウロすることになります。

ちゃんと段階を踏んで練習すれば、自分にもできるということがわかれば、最初から難易度の高いものに挑戦して自信を失うリスクも減らせるでしょう。

100kgのバーベルはまず無理だろうという見通しが立っていれば、まずは20kgとか30kgから挑戦してみればいいだけだからです。

仮にそれすら持ち上がらなかったとしても、全く気にすることはありません。

それは単に、できることのレベルを正しく判断できなかったというだけで、レベルアップを続けていけば、できるようになるのは時間の問題だからです。

20kgがダメなら10kgにしてもいいし、それでもダメなら5kgにすればいい。

どこから始めても、進歩し続ければ、いずれは必ず100kgを達成できます。

そして・・・

世の中の多くの人が、簡単なことすらできずに立ち止まっている中で、君だけが前に進むことができれば、周りの人達を一気にゴボウ抜きにできるでしょう。

よく「どんな世界でも、成功できるのは一握りの人だけだ」と言われることがありますが、実際には「もともと才能に恵まれている人しか成功できない」のではなくて「成功するまで行動し続けられる人はごく一部」と考えるのが正しいと僕は思っています。

例えば、僕はインターネット関連のビジネスで生計を立てていますが、同じ業界の人たちを見ていると、どちらかというと「要領が良くない」タイプの人が、愚直に行動して結果を出しているような事はよくあります。

逆に頭の回転が早い人は、「やらない言い訳」を考え出すのも上手なので、知識は豊富でも行動力が不足して、いつまで経ってもビジネスとして成り立たないという事が多いです。

「超簡単なこと」から始めよう

「超簡単なこと」から始めよう

「簡単なことなのに、なぜか実行できない」という罠にハマりそうになったら、「できない自分」を責める前に、「超簡単なこと」から一つずつ行動を積み重ねることが最も効果的だと思います。

その具体的な方法については、「頑張れない人が変わるための最も確実な方法【実証済み】」の中で「タイニーベイビーステップ」というワークとして紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

実際にどんなことを「超簡単なこと」として設定していいか分からない、という場合は、遠慮なくコメント欄に質問を書き込んでもらえたらと思います。

今回のまとめ

それでは、最後に今回のまとめです。

ポイント

  • 一見すると簡単なことでも実行するのは難しい
  • 簡単なことが簡単にできるのは「習慣化」が前提
  • 簡単なことを実行する難しさを認識すべき
  • 最初の段階では「超簡単なこと」から取り組む
<こんな人にオススメ>
  • 自分が何を望んでいるか、何をしたいかが分からない
  • やるべきことがあるのに、腰が重くて行動に移せない
  • 何かを始めても、すぐに挫折してしまうことが多い
  • この記事を書いた人
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ROCK

底辺サラリーマン→webビジネスを学んで独立。
現在は現在は好きなことをする「ライフワーカー」を育てるミッションを遂行中。
ハンドルネームはドランクドラゴンの塚地さん公認(笑)。

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