・変わろうと決意したのに、いつの間にか忘れてる
・とにかく三日坊主を治したい!
こういう悩みを持っている人向けに、三日坊主克服のとっておきのコツを伝授しましょう。
実を言うと僕も昔は病的なほどの三日坊主で、勉強にしても運動にしても「やろう」と思ったものをロクに続けられたことがありませんでした。
しかし、色々な工夫の結果、今ではあらゆる事を継続できるようになり、
- ダイエットで10kg以上痩せた体を10年以上キープ
- TOEICの勉強を続けてスコア900点以上をクリア
- ネットビジネスを続けて年収1000万円以上を達成
と、それなりの実績を上げてきた経験を元に、今では三日坊主克服のための通信講座を運営するまでになりました。
そしてその通信講座は「自分は三日坊主だ」という人の集まりであるにも関わらず、他の通信講座のコースよりも継続率が高いという面白い結果が出ています(笑)。
なので、きっと今回紹介する方法は大いに役立つはずです。
せっかく成長したいと思って行動したのに、あっという間に挫折して
「なんて私はダメなんだろう・・・。」
と、自己評価を下げることになったら逆効果ですから、ぜひこのページで紹介する方法に従って三日坊主を治すことに挑戦してみて下さい。
この記事についてご質問・ご意見がある場合は、記事の下部にあるコメント欄からご連絡ください。原則として24時間以内に回答を掲載させていただきます。
第1のコツ:最初から頑張りすぎない
多くの人は「三日坊主」という問題が性格の問題や意志の強さによって起こると思っていますが、実はこれは間違いです。
厳密に言えば、もともとの性格や意思の強さにも多少は影響されますが、そんなものは無視しても大丈夫。
これは、たとえるなら語学みたいなものだと考えれば分かりやすいでしょう。
人によって習得の速度には差がありますが、誰でも真面目に勉強と練習を続ければ、遅かれ早かれ必ず話せるようになります。
その証拠に、アメリカで現地の人と何年も英語で交流しているのに「英語を全く話せない」なんて人はいないですよね。
生まれ持った資質で話せるかどうかが決まるなら、アメリカ人の中にも話せない人が相当数いておかしくないはずですが、そんな事もないでしょう。
そして、英会話の初心者が語学力を上げようと思ったら、最初は本当に簡単な単語や文章から勉強し始める必要があります。
「やる気さえあれば、最初から英語の論文を読めるはず。」
なんて、誰も思わないですよね(笑)。
無理やり辞書を引いて読もうとしたところで、99.9%の人は挫折するに違いありません。
三日坊主を治したい場合だってこれと同じ。
人間が習慣を変えるというのは、たとえ小さなことでも難しくて当たり前なんです。
だから、朝寝坊を改善したいと思っているような人が、
「これからは毎日、30分早く起きよう!」
なんて決意しても、そうそう成功するものじゃありません。
新しい習慣を身に着けたいと思うなら、最初は小さな達成しやすい目標を設定して、だんだんレベルアップしていくようにしてみてください。
早起きを習慣にしたいなら、まずは「寝た時間や起きた時間をできるだけ正確に記録する」ことから始めてみる。
そして、それができたら寝る時間を少し早くして、だんだんと睡眠時間のサイクルをずらしていけば、体にとっても大きなストレスになりません。
これは、運動などを習慣にする場合でも同じです。
ほとんど運動する習慣のなかった人が、いきなり1日に30分のウォーキングをする計画を立てても、大抵の場合長続きしません。
最初は時間を5分程度にするとか、外に出ないで家の中で足踏みをするとか、続けやすいことからはじめた方が挫折のリスクは小さくなります。
そして、それを積み重ねることで「成功グセ」が付いて、さらに難しいことが続けられるようになっていきます。
第2のコツ:目標を明確にする
次に重要なのが、何かを続けようと思ったら、必ず目標を明確にするということです。
もっと詳しく言うと、何をしたら「続いた」と決めるのかという基準をきちんと決めて、誰がどう見ても「達成したかどうか」が分かるようにしておく必要があります。
分かりやすいように、いくつか具体例をあげてみましょう。
例えば、三日坊主を治そうと決意した時に、
「毎日部屋をキレイに保てるようにする。」
「ご飯を食べすぎないようにする。」
ということを継続しようとする人がいますが、これはNGです。
なぜかというと、部屋が「キレイ」かどうかは人によって判断が変わりますし、ご飯を「食べすぎない」というのは、一体どれくらいの食事制限を指しているのかが曖昧だからです。
こんな風に「できた」と「できない」の境目がぼんやりしていると、結局は「できるだけ頑張ろう」ということになり、達成できたかどうかもあいまいになります。
大切なのは、どんなに小さくてもいいので、ちゃんと「クリアできた」と感じて、その成功体験を積み上げることです。
三日坊主のために登るのは「この辺まで登った」としか判断できないスロープではなく「10段目まで登った」と言える階段でなくてはダメなんです。
掃除を習慣化したいなら、
「1日に5個は意識的に物を片付ける。」
というような目標にすれば、クリアしたかどうかが明確になります。
ダイエットを成功させたいと思うなら、最初は「毎朝体重を測る」というところから始めてもいいでしょう。
ちゃんと「第一のコツ」に書いたように、最初は小さな目標でOK。
それをクリアし続ければ、自然にもっと本格的なダイエットも継続できるようになります。
というより、どんなに大きな事を達成する場合でも、それは細分化すれば小さな目標になるので、それをできる範囲で継続していけばいいだけの話なんです。
例えば、
「TOEICでスコアが800点以上を達成する」
という目標を立てたなら、必要な勉強時間の統計データから毎日の計画を立てて、それをこなしていけばいい。
これも最初は5分、10分の世界かもしれませんが、少しずつ時間を伸ばしていけば達成するのは時間の問題です。
なお、何かを続けようと決めたら、毎日それを達成した時に記録を付けるようにして下さい。
記録を付けることによって、続けたことが目に見える形に残り、その経験が三日坊主を治すための大きな助けになります。
第3のコツ:自己流でやらない
さて、物事を続けていく上で、一番の助けになるものは何でしょうか?
それは何と言っても、努力の成果を実感することだと僕は思います。
英語の勉強なら、スムーズに会話ができたりテストのスコアが上がること。
ダイエットなら、体重が軽くなったり体が細くなったりすること。
筋トレなら、重いものが持ち上げられたりスタミナがついたりすること。
その経験がやる気につながり、三日坊主体質を治す一番の薬になります。
逆に言えば、自己流の間違った方法で努力すると、効果が出なく(又は出にくく)なって、それが挫折の原因になる可能性が出てきます。
だから、具体的に成果が欲しいと思ったら、まずは自己流ではなく、お手本になるものを見つけましょう。
ただし、「芸能人が成功したダイエット法」とか「誰でも1ヶ月で英語がペラペラになる方法」みたいなものはほぼ例外なく誇大広告なので、そういうものに騙されて余計なお金を使わないように注意して下さい。
第4のコツ:完全主義にならない
「何をやっても続かない」という事に悩んでいる人は、変なところで完全主義のようなこだわりを持ってしまっている事が多いです。
自分で「毎日続ける」と決意したことを1日休んでしまっただけで、
「また続かなかった・・・。」
と全てを投げ出したりします。
特にダイエットをしている人なんかは、ちょっとハメを外して食べすぎてしまうと、「もうダメだ・・・。」と今までの全ての努力が無駄になったと感じたりします。
でも、最初に立てた計画を完璧にできる事なんて、むしろ珍しいということを知っておいて下さい。
一つの事を長く続ければ続ていれば、時にはやる気が低下したり、その場の気分に流されてしまうような事は、必ずどこかで起こります。
ダイエットで運動をサボってしまったり、つい食べすぎてしまったり。
必ず片付けると決意した場所を散らかしたまま次の日になってしまったり。
遊び疲れて勉強をせずに寝てしまったり。
物事を続けられる人というのは、意志の力でそういうものをはねのけられるのではありません。
一時的に挫折することがあっても、しばらくすると気持ちを切り替えてまた再開することができるから「続けられる人」なんです。
ちなみにこの「再開する力」のことを僕は「リカバリー力(りかばりーりょく)」と呼んでいます。
だから、三日坊主を克服するというのは、「ずっと続けられるようになる」というよりは、このリカバリー力を身に着けて「中断しても、また再開できるようになる」ことだと考えるようにしてください。
三日やって1日休んで、また三日やって・・・ということを繰り返せば、一度に続けられるのが3日だとしても、それはもう三日坊主じゃないですからね(笑)。
なお、ここで紹介した4つのコツを実践していくためには、「頑張れない人が変わるための最も確実な方法【実証済み】」などのページを参考にしてみてください。
今回のまとめ
最後に、今回のポイントをまとめます。
ポイント
- 三日坊主を克服したければ、最初は低い目標からクリアしていく
- 目標を明確に、達成できたかどうか分かる形で設定してそれを記録する
- 自己流ではなく、正しいお手本を用意する(成功者の真似をする)
- 完璧主義を捨てて、一度挫折してもまたすぐに再スタートする
三日坊主どころか、やると決めたことを一度も実行しない「0日坊主」の僕がそれを克服できたわけですから、誰にだってできない事はないはずです。